2005年06月26日
本屋大賞でノミネートされてたり、最近名前が目に付くようになってきた梨木香歩を読んでみました。『西の魔女が死んだ』。泣きはしませんでしたがまぁそれなりに。
この文庫、書店で「読者アンケート第1位!」なんて帯が付いてました。新潮社がWeb上でやったもののようですが、結果を見るとちょっとすごいラインナップです。意外な結果、を通り越してかなりありえない結果。
どういう人を対象にどういう条件で行ったアンケートなのか、によってランキングはさまざまに変わりますのでこの結果に疑義を唱えるものではもちろんないのですけど、「新潮文庫で1番人気の作品です」みたいな宣伝には違和感があります。「嘘じゃない=本当」ではないですもんね。
なんか「ダ・ヴィンチ」誌上で取ったアンケート結果みたいに見えました。意味分かんないですね、すみません。
2005年06月19日
5つ星付けましたぜ、高橋源一郎『ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ』。宮沢賢治の作品を下敷きにした短編集です。
宮沢賢治に関しては新潮文庫版の『新編銀河鉄道の夜』を花巻旅行中に読んだのみなのですが、「オツベルと象」なり「セロ弾きのゴーシュ」なり、「グレーテストヒッツ」にも取り上げられたタイトルをいくつも含みます。にも関わらず、「グレーテストヒッツ」を読んでいても宮沢作品の内容は一切思い出しませんでした。そのくらい遠い、タイトルのみ同じで中身はまったく別物、という作品になってます。
良くも悪くも高橋源一郎節が全開で、もちろん宮沢賢治を読んでない人でも楽しめます。宮沢賢治を知ってる人ならもっと楽しめます・・・というわけでもないので、宮沢作品である必要はあんまりないのかなぁとも思ったのでした。
ところで目次見ると、各短篇がAサイドとBサイドに分かれてるのですが、この区分けの意味分かる人いますか。Aがメジャー作品、Bがマイナー?
2005年06月12日
レビューを見て買いたくなった人のため、当サイトでは楽天ブックスへのリンクを設置してたんですが、これをAmazonに振り替えました。まずは100字レビューページを修正したんですが新刊・近刊のあたりも追って。楽天好きだった人には申し訳ないことですが、諸事情ありまして。
「旅と現代文学。楽天ブックス」というものがありまして、ここをベースとしての購入リンクだったのですが、このサービスが8月9日で中止になるとのことで。
楽天から「うちでショップを持ちませんか」というご提案があり、2001年に始めたもので。当時もう「アフィリエイト」という言葉は話題になりはじめてましたけれども、「アフィリエイトよりも恒常的な顧客が見込めるので得です」みたいな売り文句で有名書評サイトや大きめのサイトにセールスをかけてたサービスなんです。いまでも残ってるのではみすべすとかOCNとか。
その後、楽天ブックスでもアフィリエイトサービス始めちゃって、あれあれ、ショップ制と整合とれないんじゃないの?なんて思ってたんですが、まぁうまく行かなかったんでしょう。
購入へのフローは残したほうがいいと思うので、「自分の本屋」がなくなってフラットな状態で、じゃどこに繋げましょうかと考えたらやっぱりAmazonかなぁということになったのでした。乗り換えたというよりは捨てられた(笑)というところなんで、ご容赦のうえ、今後ともよろしくです。
2005年06月04日
Google Printは著作権侵害どころか福音になる?(ITmedia)
書籍の本文検索。ユーザにとってはすごく魅力的な機能なのに、このあたりの議論から全然進みませんね。日本で実現するのは当分ないだろうなと改めて思いますけれども。
なんか「著作権侵害を懸念」なんて言い分だと正義の人たちが抗議してるように見えたりもするわけですけど、正しくは「おれの著作物を勝手に使ってGoogleが儲けるなんてけしからん」だったりするのでその溝はなかなか埋まりません。
そういう意味では著作者に利がありますよという方向でのやり方がいろいろあるわけですけれど・・・。
Googleが望んでいるのは、出版社が金もうけ目当てのつまらないフィクションや夏向けのスリラー小説、ロマンス小説を検索結果の上位に出すために競い合うよう仕向けることだ。
この言い方はすごいですね。「なら要らないや」とユーザを離れさせるような、それによってGoogle Printを頓挫させたいんじゃなかろうかと思わせるような、威力のある言葉です。Googleがそれを望んでるのかどうかは分かりませんが(この事業の収益として正攻法なところなんでもちろん望んでるんでしょうね)、ここまで言い切ると僕もちょっと引きますね。
ところで「金もうけ目当てのつまらないフィクション」ってどれ?・・・というのが今日のクイズ。正解者には賞品を進呈、どしどしご応募を。