2006年07月の近況報告

読み終わった本を交換し合うサイト

2006年07月29日

あるかも〜ね.Book
http://www.arcamone.net/

本を1冊出品すると1冊もらえる権利が生まれるという、考え方としてはシンプルな本の交換サイト。やり方としてはまぁみんな思いつくようなところなんだけれども、使えますでしょうかね。

このケースでいつもネックになるのは、配送料含めた配送方の問題。配送料は出品者持ちになるわけですけど、配送料を考えると「交換」のお得感って出てこないんですよね。また梱包してメール便で・・・とかいうことそのものも、オークションでよく出品してるような人はともかく、よくわかんない、めんどくさそうって人も多いはずなんです。そのあたりまでシステム側が代行する(?)とか、なんかいいやり方ないんですかね。

品揃えはその後の話。配送関係さえキレイになれば品揃えなんて自然に増えるでしょ。

SNS的なやり方もあるかもしれませんし、リアルスペースで持ち寄ってその場での交換会を併用する形もあるかもしれません。まぁ気になる世界であるのは確か。

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書店におけるクレーマーの正しいあり方

2006年07月28日

書店で、店長らしき方が「大丈夫だった?」って振り返りながら、新人と思われる女性店員を連れてスタッフルームのほうへ歩いてたんですよ。ドアを開けぎわ、「あの方はね、クレーマーなんですよ」ってでっかい声で言ってる。そういうことは中入ってちゃんと扉閉めてから言ったほうがいいんじゃないかなー。と思いつつ、ドアそばの書棚を物色してるふりしながら、聞き耳たてたんだけれどもよく聞こえず。

書店でマークされるようなクレーマーってどんな人なんでしょうね。「内容が違ってる」なんて出版社に対してクレーム言ってくるんだったら、まぁある程度リアルに見えたりするんですが、同じ人が何度も何度も書店にクレームしてくるのってなんだろう。

「また乱丁だ!どうなってんだ!」

そう頻繁に落丁乱丁なんて遭遇しないよね。そもそも書店の責任じゃないし。

「注文した本が届くのがいつも遅すぎる!」

のならそれは日本の書籍流通の欠陥なので致し方ございません。

「棚が高すぎる! 低くしろって言ってるだろ!」

踏み台がいる高さではないけど、ありえない言い分じゃない、か?

「安くしろ! どうしてまけられないんだ!」

本は・・・。クレーマーとはちょっと違うか。

「○○という作家の本は置くなって! 何度も言わせるな!」

だったらどうだろう。あああ、これならありうるかも。って空想上の怨念に当てられてちょっとぶるー。

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沖縄ん文学

2006年07月23日

ぐずついた天気の続く昨今、目取真俊『群蝶の木』を読んで身も心もどんよりとしてます。梅雨明けはまだか。

この人、どの著作も、すべて沖縄にこだわってますね。それも沖縄の呪術的側面と、戦地としての沖縄。沖縄の闇。重すぎです。だから沖縄が舞台の作品だよといっても、お気軽な沖縄リゾート旅行の折に持ってってビーチで読もうとか思っちゃだめです。リゾート台無しですから。

ビーチで寝転がって読める沖縄文学ってなんだろう。ほかに思いつく沖縄作家でいえば又吉栄喜、池上永一あたりですが、このへんはどうなんでしょうか。読んだことありませんが、爽やかな沖縄風景なんでしょうか。

現在はフランス在住なんでしたっけ、池澤夏樹も沖縄イメージがいまだありますが、小説作品として沖縄が舞台となるものは意外と少ないですね。『骨は珊瑚、眼は真珠』あたりか。こちらもやや重。あるいは文学作品として沖縄を取り上げようとするとみんな重くなるんでしょうか。

小説はあきらめて、椎名誠の島旅エッセイ系なんかが、適なのかもしれませんね。本島よりは他の島々が多いですけど。

まぁ、飛行機が好きじゃないので沖縄へ行く予定はなかなか立ちませんが。

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やっぱり本屋いかないと

2006年07月08日

ネット書店と主要出版社のサイトを巡回して近刊情報を集めてると、自分の好きな作家の「これから出る本」についてはだいたい把握できてるつもりになってしまうわけですが、もちろん完璧ではない。

忙しさにかまけてリアル書店に立ち寄る機会がぐっと減りつつあるなかで、たまにぶらっと寄ると「えっ、こんな本でてたの?」と驚くことがありますね。

穂村弘『課長』。えっ、こんな本でてたの? 5月に出たそうで。小さい版元から出たりすると見逃してしまいます。やっぱり本屋いかないとなと思った次第。

そんでもってウキウキ買ってかえって、10分で読み終わってしまってまた驚いたり。

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「それってイヌの名前かよ」

2006年07月02日

猫の話が続いたのでかわって犬の話。子供の頃から実家で何代も犬を飼ってましたから、猫よりは犬派だったのですよね。

犬が出てくる小説として、古川日出男『ベルカ、吠えないのか?』を読みました。犬が大口あけてる装丁にインパクトがあって書店でいつも目に付いてた作品、いい評判があちこちから聞こえてきて気になってた作品、ですが、ようやく読めました。

想像してたより突き抜けてないかなと思って4つ星に抑えましたが、犬の系譜から語る現代史、それなりに楽しみました。戦争好きなヒトの思惑とは別に、繋がり増えることの本能みたいなものが、歴史に足跡を残す。丸山健二と花村萬月を足したみたいなストーリーテリングながら、彼らには書けない種類の展開でしょうね。

途中、タイトルママに「ベルカ、吠えないのか?」という言葉が発せられるシーンがあるのですが、目次見ると最終章のタイトルが「ベルカ、吠えないの?」って「か」が抜けてるんですよ。最後にベルカに呼びかけるのは、中盤で「ベルカ、吠えないのか?」と発した老人とは、違う人物なんだろうなと想像して、ちょっとだけ泣きました。

一方で、先日アップした梨木香歩『家守綺譚』にも主役級として犬が出てくるのですが、こちらはもっと無為にかわいい。異界の者どもと懇意になってはいても。

そのレビューで「薄墨の筆先から花々がぽんぽん飛び出るような」なんて書いたのは、PS2のゲーム「大神」の印象あってのものでした。ゲームやってる人はピンと来たかもしれませんね。こちらも神話や民話をもとにして、犬が大活躍するゲームで。・・・いや、神であり狼であって犬とは違うんだけれども、見た目イヌです。たったらたったら走るのを見るだけでもたまらない、犬好きならやっておくべきゲームかと思います。

ゲームの話はともかく、「猫文学」ならmixiにもコミュニティがありますし、一定の認知はされてるジャンルですが、「犬文学」ってカテゴライズされないよね。あなたの好きな犬文学は、どんなのですか? ってそんなまとまりなく犬の話。

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