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2007年03月17日
あまりに似すぎててどう評価しようかと思いながら満点つけました。古川日出男『サウンドトラック』。どう見ても村上龍『コインロッカー・ベイビーズ』です。
読んでる最中に評判調べたりは普通しないのですが、途中で気になってきたので「サウンドトラック コインロッカーベイビーズ」とかググったら皆似てるって言ってる。安心感と残念な想いを両方抱えつつ本に戻って、読み終わって(文庫の)解説見たらなんだ、解説者の柴田元幸もすでに言ってんじゃん。
文庫になって読んでるようじゃもう遅いのね(何に?)。
『コインロッカー・ベイビーズ』は私のオールタイムベストテンでも5位には入る、村上龍の最高傑作。幼くして親から切り離された擬似兄弟(兄妹)の破壊と再生の祈り。プロットが似てるってことがもちろんベースなんだけれども、この不愉快なアドレナリン量がおんなじ感触。
伏線が回収しきれてなかったり、行動原理がクエスチョンだったり、難と見える部分もいっぱいあるんだけれども、いやとりあえずいいもん読ませてもらいました。
この記事へのコメント
事前に似ているという評価を拝見し、先入観ありありで読みました。
テンポが軽快で、映像鮮やかな作品という印象。コインロッカーベイビーズとアイテムやプロットが似てはいるけど、こちらの方が速度や間の取り方が、爽やかかなと。
残念に感じたのは、書きたい事、特にアイテム詰め込み過ぎで、拡散している感じがしたところか。
先日、日曜日にクリステルが出ている番組で、30年後の日本の温暖化ぶりをシュミレートした特集をやってました。東京の地図が、この本みたいに変わるとは思ってませんが、読み終えたばかりだったため、ちょっと嫌な気分に。
コインロッカーベイビーズは改めて読み直しました。不愉快さはコインロッカーベイビーズのが上かな。ただそこが好きだったりするんですが。
投稿者 寿 / 2007年04月17日 23:01
4月なのにもう梅雨!?
って現実がどんどん追いついてきそうな昨今です。
アイテム詰め込みすぎなのは古川日出男の特徴みたいなもんですが、その溢れ加減が好きだったりします。
投稿者 芝田 / 2007年04月22日 00:55
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