2011年6月

新刊・近刊情報

2011年6月の新刊・近刊情報

田口ランディ『マアジナル』

田口ランディ『マアジナル』

レビューあり、レビューコーナーへ

2011年06月01日 角川書店 1785円 ISBN-10:4048742019

あなたの見ている現実は、本当にあなたが思うようなものですか?
1987年10月。江上紗子はこの露地で消えた。あの日少女に何があったのか。拉致か、神隠しか、それともアブダクションか。UFO伝説の残る北陸の小さな町を舞台に過去と未来、現実と非現実が交錯するサスペンス長編!

青来有一/大江健三郎/田口ランディほか『ヒロシマ・ナガサキ (コレクション 戦争と文学)』

青来有一/大江健三郎/田口ランディほか『ヒロシマ・ナガサキ (コレクション 戦争と文学)』

2011年06月03日 集英社 3570円 ISBN-10:4081570191

日本で初めて、戦後世代が編んだ《戦争文学全集》
1964(昭和39)年に「昭和戦争文学全集(全15巻 別巻1)」を編んだ弊社が、現代の視点から4年以上の準備期間をかけ、明治以降、日本語で書かれた(外国人作家を含む)戦争文学を徹底的にリサーチ。
100回を越す編集委員会の粘り強い討議の末、漱石・鴎外・鏡花らの文豪から乱歩・清張などのエンターテイメント作家、そして村上龍・村上春樹から三崎亜紀(;一番若い作家追加)など現代作家まで。270余名の作家の340編余の小説及び一部のノンフィクション作品の秀作を厳選して収録! 
「真珠湾」から70年目に送る戦争文学全集の決定版!

谷川俊太郎/塚本やすし『そのこ』

谷川俊太郎/塚本やすし『そのこ』

2011年06月04日 晶文社 1575円 ISBN-10:4794967667

世界中で約2億1500万人もの子どもが、自分の意思に反した労働を強いられています。 遠く西アフリカのガーナでカカオを収穫している「そのこ」と、日本にいる「ぼく」との日常を描いた谷川俊太郎さんの詩が絵本になりました。

東野圭吾『真夏の方程式』

東野圭吾『真夏の方程式』

2011年06月06日 文藝春秋 1700円 ISBN-10:416380580X

ガリレオシリーズ待望の最新長篇!
夏休みに美しい海辺の町にやってきた少年。そこで起きた事件は、事故か殺人か。少年は何をし、湯川は何に気づいてしまったのか

山崎ナオコーラ『男友だちを作ろう』

山崎ナオコーラ『男友だちを作ろう』

2011年06月09日 筑摩書房 1575円 ISBN-10:4480815104

現代美術家やミュージシャン、大学生やお粥屋さんなど、さまざまな男の人と友だちになるべく頑張る作家の、短篇小説のような味わいに満ちた最新エッセイ集。

戸梶圭太『湾岸リベンジャー』

戸梶圭太『湾岸リベンジャー』

2011年06月10日 祥伝社文庫 840円 ISBN-10:4396336780

「済ませませんよ、このままでは」 交通事故で愛妻を殺られた男、孫を失った資産家の標的は、走り屋。ポップで、ラウドで、クレイジー! ダーティー戸梶、怒涛のノワール開幕!

馳星周『9・11倶楽部』

馳星周『9・11倶楽部』

2011年06月10日 文春文庫 960円 ISBN-10:4167664062

ぼくらにも、テロは起こせるんだ――
妻子を亡くした男が出会った、新宿で生きる戸籍のない子どもたち。理不尽で不公平な社会に復讐するため、彼らが企てた計画とは――

よしもとばなな『彼女について』

よしもとばなな『彼女について』

2011年06月10日 文春文庫 520円 ISBN-10:4167667061

暗く、哀しみに満ちた世界を救う祈りの物語
「過去」を探す旅に出た、魔女の血をひく由美子。たどり着いた驚愕の結末とは。暗い時代への祈りが込められた唯一無二の小説世界

西原理恵子『おとうさんとおかあさんのけんか』

西原理恵子『おとうさんとおかあさんのけんか』

2011年06月 ユーメイド 1365円 ISBN-10:4904422139

西原理恵子『おとうさんとおかあさんのけんか』発売情報。

西原理恵子『こどもの時間』

西原理恵子『こどもの時間』

2011年06月 ユーメイド 1365円 ISBN-10:4904422120

西原理恵子『こどもの時間』発売情報。

西原理恵子『神さまはどこだ』

西原理恵子『神さまはどこだ』

2011年06月 ユーメイド 1365円 ISBN-10:4904422147

西原理恵子『神さまはどこだ』発売情報。

枡野浩一『くじけな』

枡野浩一『くじけな』

2011年06月14日 文藝春秋 700円 ISBN-10:4163807101

ツイッターから生まれた初の詩集、ポップに緊急出版!
「くじけないで」と言われるとくじけそうになる全ての人へ。1篇が140字以内、困難な時代を生きるヒントがつまった新感覚詩集

青木淳悟『私のいない高校』

青木淳悟『私のいない高校』

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2011年06月14日 講談社 1680円 ISBN-10:4062170086

鬼才が放つあまりにも前衛すぎる学園小説
カナダからの留学生を受け入れた、とある高校での数ヶ月の出来事――。普通すぎるのに普通じゃない、物語という概念を徹底的に排除した、「主人公のいない小説」

高橋源一郎/山田詠美『顰蹙文学カフェ』

高橋源一郎/山田詠美『顰蹙文学カフェ』

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2011年06月15日 講談社文庫 580円 ISBN-10:4062769549

太宰も三島も中上も皆「顰蹙」の人だった? らを顰蹙作家と自認する高橋、山田両氏が発見した顰蹙文学の魅力とは? 多彩で偉大で顰蹙なゲストを迎え、文学の真の魅力に迫ります。

山崎ナオコーラ『論理と感性は相反しない』

山崎ナオコーラ『論理と感性は相反しない』

2011年06月15日 講談社文庫 520円 ISBN-10:4062769131

世界はどこまでも広がる、きらめきの14編一緒に暮らし始めた男の論理と女の感性は、ぶつかりながらも共生の道を歩んでいく(表題作)。恋と別れ、宇宙、光と風、伊勢物語......意欲に満ちた書下ろし小説集

金井美恵子『日々のあれこれ 目白雑録 4』

金井美恵子『日々のあれこれ 目白雑録 4』

2011年06月17日 朝日新聞出版 1785円 ISBN-10:4022508647

日々のなかで出合うさまざまな事象、メディアに現れるさまざまな言説を情け容赦なくメッタ斬り。「一冊の本」好評連載の書籍化。

荻原浩『誰にも書ける一冊の本』

荻原浩『誰にも書ける一冊の本』

2011年06月18日 光文社 1260円 ISBN-10:4334927599

「私」は、アルバイトと自分を含めて五人の広告制作会社を営んでいる。広告業のかたわら小説を書き、二冊の本を出している。会議中に、母親から電話があった。入院している父親の容態が悪くなり、医者から、会わせたい人は今のうち呼ぶように言われたという。函館に飛ぶ。父は、生体情報モニタという機械に繋がれていた。父とは不仲だったわけではないが、男同士で腹を割った話をした経験も、二人きりの親密な体験をした記憶もない。母から原稿用紙の束を渡された。父が書いていたものだという。本にしたくて、専門家のお前に意見を聞きたいんじゃないかと。父は八十年間、北海道で暮らしていた。出世したとは言い難い会社員、見合い結婚、子どもは「私」と妹の二人。平凡な人生を綴ったであろう厚さ四、五センチの原稿を息子以外の誰が読みたがるだろう。読み始めた。少年時代に羆の一撃を食らい、祖父とのニシン漁で学資を稼ぎ、北大文学部の英文科を目指すところまで読んだ時点で、父は事切れた。すべて初めて知ることばかりであった。最初は、素人が陥りやすい自慢話と思ったが、その後創作と思うようになる。葬儀まで暦の関係で日にちが空き、物言わぬ父の傍らで読み終えた。そして葬儀の日、すべては明らかになった......。  一人の人間が死した後に厳然と残り、鮮やかに浮かび上がってくるものとは。

白石一文『翼』

白石一文『翼』

2011年06月18日 光文社 1260円 ISBN-10:4334927610

田宮里江子は、職場近くのクリニックで長谷川岳志と再会した。医師である岳志は里江子の親友・聖子の夫で、夫婦には二人の子どもがいる。里江子は学生時代、聖子から恋人として五つ年上の岳志を紹介されたことがあった。その初対面の翌日、里江子は岳志から呼び出される。あまりにも唐突な話であった。「きみと僕とだったら別れる別れないの喧嘩には絶対にならない。一目見た瞬間にそう感じたんだ」と言われた。そして、結婚してほしい、聖子とは別れると。話しているうちに、悪ふざけでもなく至って真面目なことは分かったが、もちろん里江子は何ら応えることはできない。そのことは、聖子には黙っていた。結婚した二人の渡米、就職後の里江子の転勤などもあり、里江子と聖子は疎遠になっていた。十年ぶりにあった岳志の気持ちは、まったく変わっていなかった。それどころか、確信を深めたと言う。その後里江子は、岳志のアメリカでの現地女性とのこと、そして学生時代に起こした心中事件の一部始終を知ることになる。自分の直観を信じて生きたいと願う男。何に囚われているのか正直になれない女。二人の行く末は......。  常識と道徳の枠外にあるものが胸に迫り、深い考察を促す新たな代表作の誕生。

川崎徹『会話のつづき ロックンローラーへの弔辞』

川崎徹『会話のつづき ロックンローラーへの弔辞』

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2011年06月21日 講談社 1680円 ISBN-10:4062170345

「バン!」「こんな日に死ねて嬉しいぜ」 葬儀場へ向かうファンの列から漏れ聞こえた会話。彼に贈る言葉に相応しく思え、書き留める「わたし」。見送った死者達の記憶と消化し得ない想いを綴る哀悼の書。

田口ランディ『アルカナシカ 人はなぜ見えないものを見るのか』

田口ランディ『アルカナシカ 人はなぜ見えないものを見るのか』

2011年06月22日 角川書店 1575円 ISBN-10:4046532459

UFO、超能力、霊能力――。人はなぜ、不思議な現象に翻弄されるのか?
人はなぜ、不思議な現象を恐れ、憧れ、求めるのか? 偶然に導かれるように出会った、UFO遭遇者、超能力者、霊能力者――。体験者たちとの対話を通して、人間の意識と精神の根源に迫る、渾身のノンフィクション!

松浦寿輝『不可能』

松浦寿輝『不可能』

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2011年06月22日 講談社 1890円 ISBN-10:4062170280

生とは、一瞬のきらめきにすぎないのか? 「現在」が亡霊として揺らめいているだけの、時間のない世界。そこに舞い戻ったのは、咽喉元に二筋の瘢痕を持つ男。--やがて物語は、恍惚の極致に向かう

西原理恵子『この世でいちばん大事な「カネ」の話』

西原理恵子『この世でいちばん大事な「カネ」の話』

2011年06月23日 角川文庫 580円 ISBN-10:4043543182

「痛み」と「希望」に満ちた珠玉の人生論、待望の文庫化!
お金の無い地獄を味わった子どもの頃。お金を稼げば「自由」を手に入れられることを知った駆け出し時代。「お金」という存在と闘い続けて見えてきたものとは......。「カネ」と「働く」の真実が分かる珠玉の人生論。

橋本治『美男へのレッスン 下』

橋本治『美男へのレッスン 下』

2011年06月23日 中公文庫 800円 ISBN-10:4122054990

男が「美しい」ということはどういうことか。アラン・ドロン、石原裕次郎などさまざまな具体例を通して検証つつ、「近代」という時代を考えるスリリングな「美男論」。

よしもとばなな『すぐそこのたからもの』

よしもとばなな『すぐそこのたからもの』

2011年06月25日 文化出版局 1365円 ISBN-10:4579304365

著者が一人息子との日々をつづったエッセイ。何気ない日常の中に、驚き、切なさ、あたたかさ、笑いがあり、子どもがいる人もいない人も、子育て中の人も子育てが終わった人も、若い人も若くない人も、すべての人が楽しめる本。ぱっと開いたところから読めて、いつも手元に置いておきたくなる一冊です。

重松清『せんせい。』

重松清『せんせい。』

2011年06月26日 新潮文庫 460円 ISBN-10:4101349274

先生、あのときは、すみませんでした――。授業そっちのけで夢を追いかけた先生。一人の生徒を好きになれなかった先生。厳しくすることでしか教え子に向き合えなかった先生。そして、そんな彼らに反発した生徒たち。けれど、オトナになればきっとわかる、あのとき、先生が教えてくれたこと。ほろ苦さとともに深く胸に染みる、教師と生徒をめぐる六つの物語。『気をつけ、礼。』改題。

本谷有希子『グ、ア、ム』

本谷有希子『グ、ア、ム』

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2011年06月26日 新潮文庫 380円 ISBN-10:4101371725

北陸育ちの姉妹。長女は大学を出たもののバイト生活を送る、いわゆる「ワーキングプア」。そんな姉を反面教師にした次女は、高卒で信用金庫に就職。姉妹は母も交えた女三人でグアム旅行に出かけることになるが、長女の身勝手な行動のせいで、早くも旅は不穏なムードに......。時代の理不尽、血の繋がった女同士のうっとうしさを、シニカルな筆致で笑い飛ばす、奇妙で痛快なホームドラマ。

中村航『夏休み』

中村航『夏休み』

2011年06月28日 集英社文庫 480円 ISBN-10:4087467082

4人の男女が織り成すキュートな夏の物語
僕、妻のユキ、吉田くん、舞子さん。女同士の絆でつながる2つのカップルは、吉田くんの家出をきっかけに不思議な旅路へ...。キュートでどこか切ない、ひと夏の物語。

橋本治『夜』

橋本治『夜』

2011年06月28日 集英社文庫 700円 ISBN-10:4087467120

女は何を求め、男は何から逃げるのか
子供のころ、女を作って父親が蒸発した加那子。彼女が選んだ男もまた、自分と娘を捨てて家を出て行く──「暮色」を含む五つの短編を収録。男と女の間に横たわる大きな隔たりを描いた意欲作。

町田康『ゴランノスポン』

町田康『ゴランノスポン』

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2011年06月29日 新潮社 1470円 ISBN-10:4104215023

楠木正成に会いに行く俺、ハッピーな音楽奏でる僕、尻から泉湧き出る私。――みんな他人のことだって? それこそがあの「魔力」でなくてなんだろう。十一年前の秘蔵小説から最新作「先生との旅」まで、七篇すべて超絶、魔力の正体炙り出されるマチダ神髄短篇集。

本谷有希子『ぬるい毒』

本谷有希子『ぬるい毒』

2011年06月30日 新潮社 1365円 ISBN-10:4103017740

ある夜とつぜん電話をかけてきた、同級生と称する男。嘘つきで誠意のかけらもない男であることを知りながら、彼に認められることを夢見る私――。鈍く燃える自意識の火が、やがて私の人生を静かに焼き尽くす。本谷有希子ワールドを鮮やかに更新する飛躍作!

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