2011年9月

新刊・近刊情報

2011年9月の新刊・近刊情報

田口ランディ『ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ 原子力を受け入れた日本』

田口ランディ『ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ 原子力を受け入れた日本』

2011年09月05日 ちくまプリマー新書 798円 ISBN-10:4480688692

世界で唯一原爆を落とされた国が、なぜ原発大国になったのだろう? 原子力の歴史と、日本に導入される経緯、そして日本における被曝の歴史を丁寧に読み解いていく。

鈴木清剛『ワークソング』

鈴木清剛『ワークソング』

2011年09月06日 小学館文庫 580円 ISBN-10:4094086463

倒産寸前!?ボルト会社、銀熊工業奮闘記!
秋邦はボルト検品会社「銀熊工業」の社長。会社が倒産の危機に直面し、
金策に奔走するが...。ボルト屋はなぜ潰れないのか? 『ロックンロールミシン』から10年、
真剣なのにファニーな21世紀版プロレタリア文学!

吉田修一『平成猿蟹合戦図』

吉田修一『平成猿蟹合戦図』

2011年09月07日 朝日新聞出版 1890円 ISBN-10:4022508922

歌舞伎町のバーテンダーが地元東北から国政選挙に打って出る! 新宿で起きた轢き逃げ事件。平凡で幸せな暮らしを踏みにじった者たちへの復讐が、いつしか日本をになう若き政治家を生む希望の物語へと転化する! 一人ひとりの力は弱くても、前を向く勇気と信じる力で日本を変えていく8人の主人公たち。2011年、明るい未来を描けない日本に一閃の光が射す、吉田修一の新たな代表作がここに誕生する!

丸山健二『首輪をはずすとき』

丸山健二『首輪をはずすとき』

2011年09月08日 駿河台出版社 1000円 ISBN-10:4411040190

丸山健二『首輪をはずすとき』発売情報。

池澤夏樹『春を恨んだりはしない 震災をめぐって考えたこと』

池澤夏樹『春を恨んだりはしない 震災をめぐって考えたこと』

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2011年09月08日 中央公論新社 1260円 ISBN-10:4120042618

彼方の光に向かい歩を進めるには。詩人の耳、物理の徒の知見、旅する作家の機動力で、震災の全体像と日本の未来を多角的に見る。

東野圭吾『マスカレード・ホテル』

東野圭吾『マスカレード・ホテル』

2011年09月09日 集英社 1680円 ISBN-10:4087714144

待望の新ヒーロー誕生! 極上の長編ミステリ
都内で起きた不可解な連続殺人事件。次の犯行現場は、超一流ホテル・コルテシア東京らしい。殺人を阻止するため、警察は潜入捜査を開始し・・・。1行たりとも読み飛ばせない、東野ミステリの最高峰。

谷川俊太郎/元永定正『おはなししましょう』

谷川俊太郎/元永定正『おはなししましょう』

2011年09月14日 福音館書店 1365円 ISBN-10:4834026647

ふつう、会話というのは、耳には聞こえても、目には見えません。でも、元永定正さんの描いたいろいろな色や形の吹き出したちに、谷川俊太郎さんの詩がつくと、会話の内容が見えてくるようです。どなりあったり、みみうちしたり、会話の形は様々ですが、互いが理解し合うために言葉によるコミュニケーションは不可欠です。
その昔、人間を他の動物と区別する要素として、「言葉の使用」「火の使用」「二足歩行」と教わった記憶があります。なかでも、「言葉の使用」は、人を人たらしめているといっても過言ではありません。まさしく「はじめに言葉ありき」です。そういった意味でも、この絵本は、言葉の豊かさや可能性を示唆しているのではないでしょうか。そして、元永さんらしい鮮やかな色遣いが、この絵本をさらに趣あるものにしています。対象年齢は4 歳からとなっていますが、読む年齢によって、いろいろな感じ方をしてもらえる絵本です。

戸梶圭太『孤島の誘拐』

戸梶圭太『孤島の誘拐』

2011年09月15日 双葉文庫 700円 ISBN-10:4575514527

人口わずか300人余りでその9割が高齢者という島・荒島。その島で宝くじで4億円を手にした男の息子が誘拐された。息子は島の嫌われ者。いなくなって喜ぶ者もいるが、犯罪は犯罪。本土から警察がやって来た。同じ頃、誘拐された息子の兄も島に来る。本土でヤクザ者となっていた兄は、或る事情を抱えていた。『誘拐の誤差』のヒットに続く著者独特の「誘拐モノ」は前作以上の読み応え! 書き下ろし。

角田光代『彼女のこんだて帖』

角田光代『彼女のこんだて帖』

2011年09月15日 講談社文庫 550円 ISBN-10:4062770199

短編小説の名手、角田光代が開いた新しい小説世界は、料理とのコラボレーション。涙あり、笑いあり、そしてふと胸つまるときもある傑作短編15編のキーポイントは「料理」。無骨な男が亡き妻を想いながら作る豚柳川、働きながらひとり子育てをした母が思わず涙したかぼちゃの宝蒸し、恋の痛手をなぐさめたラムのハーブ焼き...。角田光代が小説中に巧みに、鮮やかに描いた料理のレシピをベターホームが再現して、小説と合わせて掲載しました。料理教室を開催し、料理本を数多く出版してきたベターホームのレシピは、「親切で必ずおいしくできる」と定評を得ています。小説で感動したら、さっそくその料理を作って味わってみることができる、2度楽しめる画期的な本です。

椎名誠『ニッポンありゃまあお祭り紀行 秋冬編』

椎名誠『ニッポンありゃまあお祭り紀行 秋冬編』

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2011年09月15日 講談社文庫 630円 ISBN-10:4062770598

秋だ! 祭りだ! なんじゃこれ?
地元民も恐れる泥の神様、悪態だけが飛び交う異常空間...椎名誠厳選、国内の"ありゃまあ"な祭りを綴った写真エッセイ春夏編の続編。単行本未収録の2編も追加!

大江健三郎『読む人間』

大江健三郎『読む人間』

2011年09月16日 集英社文庫 600円 ISBN-10:4087467392

ノーベル賞作家が語る"読む"ことの大切さ
自分は「これらの本と一緒に生きてきた」。自身の体験を元に、"読む"ことが生きるうえでいかに大切かを説いた読書講義録。東日本大震災後の2011年6月に水戸で行った講義も収録。

角田光代『三月の招待状』

角田光代『三月の招待状』

2011年09月16日 集英社文庫 600円 ISBN-10:4087467406

結婚、離婚、新たな出会い...揺れる30代男女
年下の彼と暮らす充留(みつる)のもとに、学生時代からの友人夫婦の離婚パーティの案内状が届く。仲間たちとの再会をきっかけに、恋愛模様が錯綜し...30代男女の揺れる心理を描く大人の恋愛小説。

花村萬月『武蔵 一』

花村萬月『武蔵 一』

2011年09月16日 徳間書店 1680円 ISBN-10:4198632464

若き日の弁之助こと宮本武蔵。好敵手や女人らとの邂逅の先に見た剣術の真髄とは。不世出の武芸者をかつてない視点で描く大河小説

奥泉光『地の鳥天の魚群』

奥泉光『地の鳥天の魚群』

2011年09月 幻戯書房 2310円 ISBN-10:490199879X

奥泉光『地の鳥天の魚群』発売情報。

椎名誠『下駄でカラコロ朝がえり ナマコのからえばり5』

椎名誠『下駄でカラコロ朝がえり ナマコのからえばり5』

2011年9月17日 毎日新聞社 1470円 ISBN-10:4620320846

夜どおし飲んで話したこと。ぼくらの日々について考えたこと。ナマコの酔眼が森羅万象をとらえる、「サンデー毎日」好評連載の単行本化、第5弾!

鹿島田真希『来たれ、野球部』

鹿島田真希『来たれ、野球部』

2011年09月21日 講談社 1575円 ISBN-10:4062172852

私はあなたのご褒美になりたい--
成績・運動神経・顔すべてよし。学園のヒーロー、完全無欠の野球部員がひたすら恋するのは、幼馴染の女子高生。ふたりが一線を越えたとき、世界が崩れ落ちた。

川上弘美『神様2011』

川上弘美『神様2011』

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2011年09月21日 講談社 840円 ISBN-10:4062172321

「あのこと」以降を描く川上弘美の問題作!くまにさそわれて散歩に出る──93年発表のデビュー作を福島原発事故を受け改編。「いま」を生きる意味を問い、「群像」発表時から大きな反響を呼んだ問題作!

辻仁成『ECHOES -木霊-』

辻仁成『ECHOES -木霊-』

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2011年09月21日 幻冬舎 1470円 ISBN-10:434402057X

伝説のバンドECHOESが、20年の沈黙を破り9月に福島にて期間限定で再結成!
人の縁、夫婦の絆、困難からの克服......混迷の時代を生き抜く術を探る濃密エッセイ
パリ、韓国、そして、日本。生まれて今日まで、とにかく思い返せば不思議の連続であった。今年1月、日本滞在中に突然襲った慢性硬膜化血腫、そして、大手術の体験。再会した恩師や大切な人々......。年齢を重ねて、やがて見えてきたものは、人と人の縁、夫婦の深い絆、そして精神的困難を克服する様々な術。作家であり、ミュージシャンであり、映画監督でもある多彩な著者が今だから明かす、知られざる素顔。混迷の時代を生き抜く術を探る濃密エッセイ。

長嶋有『安全な妄想』

長嶋有『安全な妄想』

2011年09月22日 平凡社 1470円 ISBN-10:458283535X

某出版社とのお歳暮を巡る「闘争の記録」、大江健三郎先生とスパークするディスコミュニケーション、そして「人力発電」提案まで、世界がユラユラ反転し始める待望の最新エッセイ集。

井沢元彦『小説 友情無限: 孫文を支えた日本男児』

井沢元彦『小説 友情無限: 孫文を支えた日本男児』

2011年09月22日 角川書店 1575円 ISBN-10:4048742299

辛亥革命を起こし「中国革命の父」と呼ばれた孫文。映画事業で得た財を基に、孫文に莫大な出資をして辛亥革命の成就に寄与したといわれる梅屋庄吉。見返りを求めず、アジアの発展に身を捧げた2人の男の友情を描く。

戸梶圭太『今日の特集』

戸梶圭太『今日の特集』

2011年09月22日 中公文庫 800円 ISBN-10:4122055369

あなたが、ありのままの「真実」を知ることはない――。報道番組の孫請け制作会社に勤める主人公たちは、今日も「ニュース」という名のくだらない虚構を送り出していく......。

東直子『千年ごはん』

東直子『千年ごはん』

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2011年09月22日 中公文庫 680円 ISBN-10:4122055415

山手線の中でクリームパンに思いを馳せ、徳島ではすだちを大人買い。今日の糧に短歌を添えて、日常を鋭い感性で切り取る食物エッセイ。

花村萬月『ワルツ 上』

花村萬月『ワルツ 上』

2011年09月22日 角川文庫 900円 ISBN-10:4041898110

あの時、日本は熱かった――。花村萬月、エンタメ小説の集大成!
終戦直後の新宿。死に場所を探す特攻崩れの城山。任侠に憧れ、頭脳でのし上がろうとする朝鮮人・林敬元。東京へ流れてきた天涯孤独の生娘・百合子。三人が出会った時、底知れぬ恋情、壮絶な運命の物語が開幕する。

花村萬月『ワルツ 中』

花村萬月『ワルツ 中』

2011年09月22日 角川文庫 900円 ISBN-10:4041898129

荒廃した新宿で、三人は<ワルツ>を踊る――。
占領下の新宿。一人で愚連隊組織を壊滅させた城山は伝説の存在となる。一方、己の暴力衝動を抑えられぬ林は米兵狩りを始める。二人は館岡組の庇護下にある百合子に強く惹かれていき......。運命の歯車は更に加速する。

花村萬月『ワルツ 下』

花村萬月『ワルツ 下』

2011年09月22日 角川文庫 860円 ISBN-10:4041898102

激動の昭和スペクタクル小説、ここに完結!
百合子。城山。林。三人の恋情は城山組と館岡組の抗争で引き裂かれていく。一度は、共通の敵・利根川を倒すために、手を結んだ城山と林だが、百合子を巡り遂に最後の闘いへ。魂揺さぶる大河小説、堂々の完結篇!

椎名誠『あやしい探検隊 北海道物乞い旅』

椎名誠『あやしい探検隊 北海道物乞い旅』

2011年09月26日 角川書店 1470円 ISBN-10:4048741691

ついに、あの「あやしい探検隊」が帰ってきた!
アヤシキことでやり残したことがあったのだ、と気付いたシーナ隊長は隊員とドレイを招集。北海道物乞い(お貰い)旅への出発を宣言した! 相変わらずのバカ旅に大笑いとたまに感動あり。13年ぶりのあやしい探検隊!

江國香織『金米糖の降るところ』

江國香織『金米糖の降るところ』

2011年09月28日 小学館 1680円 ISBN-10:4093863105

姉妹のルールは好きな人を<共有すること>
ブエノスアイレス近郊の日系コロニアで育った佐和子とミカエラの姉妹は、少女の頃からボーイフレンドを<共有すること>をルールにしていた。留学のため来日した二人だったが、誰からも好かれる笑顔の男、達哉と知り合う。達哉は佐和子との交際を望み、彼女は初めて姉妹のルールを破り、日本で達哉と結婚する。同じく達哉に好意を抱いていたミカエラは父親がはっきりとしない命を宿してアルゼンチンに帰国する。20年後、佐和子は突然、達哉に離婚届を残して、語学学校の教え子であった田渕ともに故国に戻る。一方、ミカエラは成長した娘アジェレンと暮らしていたが、達哉が佐和子を追いかけてアルゼンチンにやってくると......。

ポール・オースター『幻影の書』

ポール・オースター『幻影の書』

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2011年09月28日 新潮文庫 740円 ISBN-10:4102451145

その男は死んでいたはずだった――。何十年も前、忽然と映画界から姿を消した監督にして俳優ヘクター・マン。その妻からの手紙に「私」はとまどう。妻と二人の子供を飛行機事故で喪い、絶望の淵にあった「私」を救った無声映画こそが彼の作品だったのだから......。ヘクターは果たして生きているのか。そして、彼が消し去ろうとしている作品とは。深い感動を呼ぶ、著者の新たなる代表作。

井沢元彦『井沢元彦の歴史手帳 2012』

井沢元彦『井沢元彦の歴史手帳 2012』

2011年09月29日 技術評論社 1239円 ISBN-10:4774148032

歴史好きならだれもが知っている、あの「逆説の日本史」の著者、メディアでも活躍する井沢元彦氏の手による歴史手帳が誕生します。データだけでなく、楽しく読める要素も満載しオリジナリティあふれる内容になっています。片時も手放すことのできない手帳になること請け合いです。

円城塔『これはペンです』

円城塔『これはペンです』

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2011年09月30日 新潮社 1470円 ISBN-10:4103311614

叔父は文字だ。文字通り――。文章の自動生成装置を発明した叔父をめぐる表題作と、存在しない街の鮮明な記憶を持つ父の物語「良い夜を持っている」。書くこと、読むことの根源を示し、言葉を手がかりに繋がろうとする人間たちの姿を浮き彫りにする、双子の物語。

絲山秋子『不愉快な本の続編』

絲山秋子『不愉快な本の続編』

2011年09月30日 新潮社 1260円 ISBN-10:4104669059

嘘つきで金貸しでヒモで変態なボクは、絶対に不愉快な本から逃げられないんだ――。東京を遁走する「生まれながらのヨソ者」が、異郷での出会いと別れの果てに辿り着く場所。海と太陽が溶け合う瞬間へ、新潟・富山・広島を彷徨い続ける21世紀の『異邦人』!

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