2012年10月

新刊・近刊情報

2012年10月の新刊・近刊情報

宮嶋茂樹『MIGHTY FLEET 精強なる日本艦隊』

宮嶋茂樹『MIGHTY FLEET 精強なる日本艦隊』

2012年10月02日 講談社 3500円 ISBN:9784062180764

創設60周年の節目に出る海上自衛隊公認の写真集。フォトジャーナリスト・宮嶋茂樹氏が20年以上にわたって追い続けた真の姿を一冊にまとめてあります。収録された写真は、海自との信頼関係のもと、宮嶋氏のみが撮影を許されたものも多く、マニアでも見たことのないプレミアムな写真集になっています。さらに特典映像として30分のDVDつき。進水式や観艦式、さらに合同演習などの秘蔵映像が満載のこのDVDも必見!

柳美里『自殺の国』

柳美里『自殺の国』

2012年10月05日 河出書房新社 1470円 ISBN:9784309021379

ネットの掲示板に飛び交う「自殺」「逝きたい」の文字。携帯電話を手にその画面を見つめる少女。彼女は「品川発・伊東行き」の電車に乗り「その場所」へ向かうが......2年半ぶりの最新小説!

井沢元彦『逆説の日本史 別巻2 ニッポン風土記[東日本編]』

井沢元彦『逆説の日本史 別巻2 ニッポン風土記[東日本編]』

2012年10月05日 小学館文庫 650円 ISBN:9784094087604

待望の『逆説の日本史』別巻シリーズ第2弾
累計450万部を突破する歴史ノンフィクションの金字塔『逆説の日本史』が10倍面白くなる「別巻シリーズ」が3か月連続で刊行!
待望の第2弾は「ニッポン風土記[東日本編]」。北陸道(若狭・越前・加賀・能登・越中・越後・佐渡)、東海道(伊賀・伊勢・志摩・尾張・三河・遠江・駿河・伊豆・甲斐・相模・武蔵・下総・安房・常陸)の30国のほか、蝦夷、琉球王国、そして日本国のお国柄と気質に迫ります。

綿矢りさ『夢を与える』

綿矢りさ『夢を与える』

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2012年10月05日 河出文庫 620円 ISBN:9784309411781

その時、私の人生が崩れていく爆音が聞こえた──チャイルドモデルだった美しい少女・夕子。彼女は、母の念願通り大手事務所に入り、ついにブレイクするのだが。夕子の栄光と失墜の果てを描く初の長編。

鹿島田真希『一人の哀しみは世界の終わりに匹敵する』

鹿島田真希『一人の哀しみは世界の終わりに匹敵する』

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2012年10月05日 河出文庫 788円 ISBN:9784309411774

「天・地・チョコレート」「この世の果てでのキャンプ」「エデンの娼婦」――楽園を追われた子供たちが辿る魂の放浪とは? 津島佑子氏絶賛の奇蹟をめぐる5つの聖なる愚者の物語。

東直子『キオスクのキリオ』

東直子『キオスクのキリオ』

2012年10月10日 筑摩書房 1680円 ISBN:9784480804433

キオスクで働くキリオ。彼の元には、なぜかさまざまな人が訪れ、彼に無理難題をもちかける。彼は言う。人生のコツは深刻になりすぎんことや。不思議な短篇連作。

鹿島田真希『黄金の猿』

鹿島田真希『黄金の猿』

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2012年10月10日 文春文庫 560円 ISBN:9784167848019

バー「黄金の猿」に夜な夜な集まる男達と青ざめた女。そして林の中を彷徨う女。いま最もスリリングな日本語の使い手による作品集。

渡辺浩弐『2000年のゲーム・キッズ 上』

渡辺浩弐『2000年のゲーム・キッズ 上』

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2012年10月11日 星海社文庫 810円 ISBN:9784061389380

5ページ×50篇!"今"の続きにある、"ちょっと怖い未来"の話
"ある方法"で強制的に介護を終わらせるロボット、メンバー全員が有名選手のクローンで作られたスーパードリームチーム、誰も死なない代わりに数年に一度大粛清のある世界、お互いの復讐を助け合う復讐互助会"リベンジネット"...。
このちょっと怖い未来の話は、あなたが暮らす"今"の続きの話。感じる恐怖がリアルなのは、どこかでそれを感じているから。渡辺浩弐の描く、5ページ×50篇の、ショートショートSF。伝説的傑作、ここに復刊。

角田光代『空の拳』

角田光代『空の拳』

2012年10月11日 日本経済新聞出版社 1680円 ISBN:9784532171155

文芸編集志望の若手社員・那波田空也が異動を命じられたのは"税金対策"部署と揶揄される「ザ・拳」編集部。空也が編集長に命じられて足を踏み入れた「くさくてうるさい」ボクシングジム。そこで見たのは、派手な人気もなく、金にも名誉にも遠い、死が常にそこに横たわる過酷なスポーツに打ち込む同世代のボクサーたちだった。彼らが自らの拳でつかみ取ろうとするものはいったいなんなのか――。

辻仁成『永遠者』

辻仁成『永遠者』

2012年10月12日 文藝春秋 1680円 ISBN:9784163817002

本書の舞台は1899年12月のパリ。万国博覧会開催を目前にして、公使館はフランス国内の情報収集・緊張関係が続くロシアの情報収集などに追われていた。若き日本人外交官ザマ・コウヤは、連日公使館に送られてくる電信の解読にあたっていた。ある日訪れたダンスホールで、どこか風変わりな踊り子にひかれるようになり、次第に親しくなっていく。カミーユと名乗る彼女は「サムライの子孫」であり「本物の日本刀」を持っているコウヤに強く興味をもち、やがて二人は時間も忘れて求め合うようになる。心も体もカミーユに囚われ、日本で待つ許婚マキエとは別れて結婚したいというコウヤに、カミーユは出生の秘密ー1730年生まれのヴァンパイヤであり、一族の儀式を通過しなければ一緒にはなれない、と告げる。ある夏の晩、赤い蝋燭が並べられた祭壇で祈祷師による儀式を受けたコウヤは、カミーユと同じ永遠者ー人間の生き血を吸って不死者となって生き続ける運命となった。
20世紀が幕を開け、帰国することになったコウヤに、カミーユは自分の部屋のカギとペンダントを渡す。「いつかまた会う日まで」月日は流れ、第二部の舞台は第二次大戦末期の東京。入院中の妻マキエを見舞うコウヤを、病院関係者はみな「息子」と思っていた。そう、カミーユと別れて45年近い歳月が流れたが、コウヤは若者のままだった――。
時空を超えて壮大に繰り広げられるコウヤの愛と冒険の物語。暴力と殺戮が繰り返される残酷な世紀を二人の究極の愛はどう乗り切るのか。二人の永遠者が再び会う日はくるのか。著者が「近年書いた小説の中で最も力を注いだ、総括的作品」と明言する力作です。

井沢元彦/呉善花『やっかいな隣人 韓国の正体 なぜ「反日」なのに、日本に憧れるのか』

井沢元彦/呉善花『やっかいな隣人 韓国の正体 なぜ「反日」なのに、日本に憧れるのか』

2012年10月12日 祥伝社黄金文庫 630円 ISBN:9784396315931

金正日にすりより、大嫌いな日本に憧れる、理解し難い国・韓国。著者ふたりの対論により見えてきたものは?話題の書、ついに文庫化!

東野圭吾『禁断の魔術 ガリレオ8』

東野圭吾『禁断の魔術 ガリレオ8』

2012年10月13日 文藝春秋 1470円 ISBN:9784163816906

『虚像の道化師 ガリレオ7』を書き終えた時点で、今後ガリレオの短編を書くことはもうない、ラストを飾るにふさわしい出来映えだ、と思っていた著者が、「小説の神様というやつは、私が想像していた以上に気まぐれのようです。そのことをたっぷりと思い知らされた結果が、『禁断の魔術』ということになります」と語る最新刊。
「透視す」「曲球る」「念波る」「猛射つ」の4編収録。ガリレオ短編の最高峰登場。

奥泉光『シューマンの指』

奥泉光『シューマンの指』

2012年10月16日 講談社文庫 680円 ISBN:9784062773850

シューマンの音楽は、甘美で、鮮烈で、豊かで、そして、血なまぐさい――。
シューマンに憑かれた天才美少年ピアニスト、永嶺修人。彼に焦がれる音大受験生の「わたし」。卒業式の夜、彼らが通う高校で女子生徒が殺害された。現場に居合わせた修人はその後、ピアニストとして致命的な怪我を指に負い、事件は未解決のまま30余年の年月が流れる。そんなある日「わたし」の元に、修人が外国でシューマンを弾いていたいう「ありえない」噂が伝わる。修人の指にいったいなにが起きたのか――。
野間文学賞受賞後初の鮮やかな手さばきで奏でる書き下ろし長編小説。

多和田葉子『エクソフォニー 母語の外へ出る旅』

多和田葉子『エクソフォニー 母語の外へ出る旅』

2012年10月17日 岩波現代文庫 903円 ISBN:9784006022112

エクソフォニーとは、ドイツ語で母語の外に出た状態一般を指す。自分を包んでいる母語の響きからちょっと外に出てみると、どんな文学世界が展けるのか。ドイツ語と日本語で創作活動を行う著者にとって、言語の越境は文学の本質的主題。その岩盤を穿つ、鋭敏で情趣に富むエッセーはことばの世界の深遠さを照らしだす。

花村萬月『萬月な日々』

花村萬月『萬月な日々』

2012年10月17日 双葉社 1470円 ISBN:9784575304633

愛犬ブビヲの「切ない話」から、赤信号で人生を考える「生きる」まで、縦横無尽に萬月節が炸裂する。『笑う萬月』『萬月療法』につづく、「そうだったのか! 」と、思わずぽん! と膝を打ってしまいたくなるお話満載のエッセイ集第三弾。

橋本治『橋本治という立ち止まり方』

橋本治『橋本治という立ち止まり方』

2012年10月19日 朝日新聞出版 1890円 ISBN:9784022510013

2009年の政権交代から2011年の東日本大震災まで、日本の社会を立ち止まらせている現状と、その理由が一目でわかる話題満載の書。

いとうせいこう/みうらじゅん『見仏記ガイドブック』

いとうせいこう/みうらじゅん『見仏記ガイドブック』

2012年10月19日 角川書店 1575円 ISBN:9784041102725

見仏ブームの元祖として知られる二人による史上最強のガイドブック登場!
1992年に二人で見仏の旅を始めてから20年の月日が流れた。彼らが旅した寺と仏像の魅力を徹底紹介した待望のガイドブック登場! 元祖・見仏ブームの二人もはや50代。今だからこそ語れる、見仏の魅力!

椎名誠『本日7時居酒屋集合!』

椎名誠『本日7時居酒屋集合!』

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2012年10月19日 集英社文庫 546円 ISBN:9784087468953

上目づかいの遠吠えエッセイ第2弾
仕事が終わったら、仲間と一緒に冷えた生ビール! 心からくつろいで、熱く語り合う。あとはその日の風向きしだい。妄想、タワゴト、何でもあり。大好評のナマコ・エッセイ第2弾。

田口ランディ『サンカーラ この世の断片をたぐり寄せて』

田口ランディ『サンカーラ この世の断片をたぐり寄せて』

2012年10月22日 新潮社 1680円 ISBN:9784104622023

福島、広島、水俣......重い問いかけを受けとめ、出会いに支えられながら迷いつつ行く。ブッダを仰ぎ見て無常の世を生きる日常の物語。

保坂和志『小説、世界の奏でる音楽』

保坂和志『小説、世界の奏でる音楽』

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2012年10月23日 中公文庫 1100円 ISBN:9784122057098

「真に受ける」ことこそ、考えることなのだ。新しい小説を読み、考えるためには、批判をするのではなく、信じることが必要だ。本当に小説を読みたい、書きたい人のための画期的小説論、完結篇。

堀江敏幸『アイロンと朝の詩人 回送電車III』

堀江敏幸『アイロンと朝の詩人 回送電車III』

2012年10月23日 中公文庫 720円 ISBN:9784122057081

一本のスラックスが、やわらかい平均台になって彼女を呼んでいた――。ぐいぐいと、そしてゆっくりと、読み手を誘う四十九篇。好評「回送電車」シリーズ第三弾。

川上弘美『これでよろしくて?』

川上弘美『これでよろしくて?』

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2012年10月23日 中公文庫 600円 ISBN:9784122057036

38歳の主婦菜月は奇天烈な会合に誘われて......日々の「?」をまな板に載せ、老若女女が語らえば??人との関わりに小さな戸惑いを覚える貴女に贈る、コミカルで奥深いガールズトーク小説。

松浦寿輝『平面論 1880年代西欧』

松浦寿輝『平面論 1880年代西欧』

2012年10月24日 岩波人文書セレクション 2100円 ISBN:9784000285599

イメージの「近代」は、1880年代に始まる。白紙に残された表象の痕跡、絵画の二次元、そしてスクリーンに投射される光の運動......さまざまな芸術ジャンルを横断しつつ、20世紀の思考の風景を決定した表象空間の特質とイメージの政治学を明るみに出す。表象の「近代」史に新たな遠近法を導くチャレンジングな論考。

井沢元彦『井沢元彦の激闘の日本史 歴史を変えた源平争乱』

井沢元彦『井沢元彦の激闘の日本史 歴史を変えた源平争乱』

2012年10月24日 角川書店 1680円 ISBN:9784046532688

井沢史観が冴える!歴史の「なぜ」に斬り込み、本当の日本史を読みなおす。
日本の武士第一号・平将門、日本制覇を目論見た藤原純友、源氏の棟梁となった源義家――。日本独自の「武士」という存在は、なぜ生まれたのか。天慶の乱、奥州合戦ほか、源平抗争に隠された歴史の真実に迫る!

田中慎弥『夜蜘蛛』

田中慎弥『夜蜘蛛』

2012年10月24日 文藝春秋 1260円 ISBN:9784163817309

今年一月に芥川賞を受賞した『共喰い』がベストセラーとなり、今もっとも注目を浴びる作家・田中慎弥さんの受賞第一作です。日中戦争で傷を負い不名誉な形で戦線を離脱、複雑な胸中を隠したまま戦後を過ごしてきた「父」が、昭和天皇の死を受けてとった行動とは――。
田中氏自身を彷彿とさせる作家が受け取った読者からの手紙、という「枠物語」の手法をとりながら展開される数奇な物語。「父と息子」「戦争の記憶」「介護」といった骨太のテーマが、不気味な蜘蛛のイメージと共に描かれます。
「戦争体験」「父と子」「介護」といった重いテーマに正面から挑んだ意欲作。また、一種のミステリーとしても読める構造をもっており、文学の醍醐味をとことん味あわさせてくれる珠玉の一作です。なお、カバー装画は線香の炎で紙を焼き、繊細なイメージを描き出す異色のアーティスト・市川孝典さんの作品です。こちらも合わせてお楽しみください。

東直子/藤野可織/岩井志麻子ほか『怪談実話系 妖 書き下ろし怪談文芸競作集』

東直子/藤野可織/岩井志麻子ほか『怪談実話系 妖 書き下ろし怪談文芸競作集』

2012年10月25日 文庫ダ・ヴィンチ 620円 ISBN:9784840148580

人気シリーズ「怪談実話系」の第8弾。本作では、おなじみの工藤美代子、岩井志麻子、伊藤三巳華、立原透耶、宇佐美まこと、長島槇子の『幽』執筆陣に加え、東直子、藤野可織、小松エメル、田辺青蛙が新たに参戦! 実力派女性作家たちによる恐怖の競演がここに。女の仄暗い記憶と創作が、心を震わす怪談を生む――。

町田康/いしいしんじ『人生を歩け!』

町田康/いしいしんじ『人生を歩け!』

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2012年10月25日 角川文庫 620円 ISBN:9784041002407

破天荒にして深淵。悩みが吹き飛ぶ贅沢対談集。
ともに大阪出身の人気作家が、上京後に暮らした町を歩きながら、縦横無尽に語りあう。話は脇道に逸れ、さまざま道草食いつつも、人生について、創作について、いつしか深いところへ降りていく――ファン待望の対談集

古川日出男『MUSIC』

古川日出男『MUSIC』

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2012年10月29日 新潮文庫 662円 ISBN:9784101305332

「痛快な小説を書きたかったのだ。どこまでもどこまでも痛快な」――。無敵の天才野良猫スタバ、猫笛を操る少年佑多、俊足の少女美余、性同一障害の北川和身、アートの世界的権威JI。4人の人間は1匹の猫によって東京から京都へと引き寄せられ、ついに出会う。そして「鳥ねこの乱(せんそう)」が始まった......。時間や空間すら超越する物語の力。娯楽小説の、ひとつの究極がここに。

よしもとばなな『アナザー・ワールド: 王国 その4』

よしもとばなな『アナザー・ワールド: 王国 その4』

2012年10月29日 新潮文庫 483円 ISBN:9784101359403

病弱な占い師のパパ、薬草茶作りの達人のママ、パパを愛するパパ2。三人の親の魂を受けつぐ片岡ノニは、石の力を引き出せる娘だった。ノニは光あふれるミコノス島で、運命の出会いをした。その相手は〈猫の王国の女王様〉と死に別れた哀しみの家来・キノだった......。ランサロテ、そして天草。海風吹く美しい島々を舞台に、生命の奇跡を謳うライフワーク長編『王国』、それからの物語。

西原理恵子『毎週かあさん 2』

西原理恵子『毎週かあさん 2』

2012年10月30日 小学館 950円 ISBN:9784091848130

ケータイ&スマホ・サイト『コミック小学館』で配信中の西原理恵子先生の週刊連載1コマまんが『毎週かあさん』の単行本化第2弾。2匹目のパチモン!"『毎日かあさん』にあらず"の逆襲!!

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