2014年9月

新刊・近刊情報

2014年9月の新刊・近刊情報

池澤夏樹『氷山の南』

池澤夏樹『氷山の南』

2014年09月02日 文春文庫 1048円 ISBN:9784167901851

アイヌの血を引くジンは、南極海に向かう大型船に密航する。仕事を得て、氷山曳航計画を担うこの船に乗船し続ける彼を待つものは...。

白石一文『幻影の星』

白石一文『幻影の星』

2014年09月02日 文春文庫 551円 ISBN:9784167901790

3・11が生み出した「傑作」

見つかるはずのない場所で見つかった「ぼくのコート」の謎を追う武夫は、やがてこの世界の秘密に触れる。「白石文学」の新境地!

川上弘美/多和田葉子/本谷有希子ほか『変愛小説集 日本作家編』

川上弘美/多和田葉子/本谷有希子ほか『変愛小説集 日本作家編』

2014年09月05日 講談社 1944円 ISBN:9784062190657

今最も注目される翻訳家、岸本佐知子氏が「変な愛」を描いた小説ばかりを集め訳した英米文学アンソロジー『変愛小説集』『変愛小説集2』は新聞各紙、多数の雑誌で大絶賛され、翻訳アンソロジーとしては異例の人気シリーズとなりました。
そしてついに、その『変愛小説集』待望の日本版が登場いたします。
「変愛は純愛。そういう目であらためて見まわしてみると、海外の作品のみならず、日本の作品にも、すばらしい変愛小説がたくさんあることに気がつき」、「ここ日本こそが世界のヘンアイの首都であると思え」たという岸本氏が選んだ、現代の12人の恋愛小説の名手による、変てこだったりグロテスクだったり極端だったりする、究極に純度の高い愛のアンソロジー。

西村賢太『下手に居丈高』

西村賢太『下手に居丈高』

2014年09月10日 徳間書店 1296円 ISBN:9784198638498

不快なマラソンランナーたち、最終学歴「中卒」に込められた思い、某テレビ番組の怒りの降板劇、友人との取っ組み合い――。地味で孤独で、しかしながらどこまでも激しい日々。頑固者、偏屈者を自認する当代きっての無頼作家が、軽快な語り口で世の不徳義を斬り、返す刀でみずからの恥部をえぐる痛快エッセイ集。異色の芥川賞作家の知られざる素顔が明らかに。

絲山秋子『離陸』

絲山秋子『離陸』

2014年09月11日 文藝春秋 1890円 ISBN:9784163901220

生命の「離陸」を描いた新境地長篇

謎の暗号文書に導かれて「女優」を探すうち、主人公は幾つもの大切な命を失っていく。透徹した目で寄る辺なき生を見つめた感動作。

角田光代『笹の舟で海をわたる』

角田光代『笹の舟で海をわたる』

2014年09月12日 毎日新聞社 1728円 ISBN:9784620108070

疎開先が一緒の縁で義姉妹になった主婦の左織と料理家の風美子。思い通りに進まないのはこの女のせい?戦後昭和の女たちの物語。

馳星周『復活祭』

馳星周『復活祭』

2014年09月17日 文藝春秋 1998円 ISBN:9784163901190

ITバブルに賭けた男女の壮絶なコンゲーム

八十年代バブル期に絶頂と転落を味わった男たちがITバブルに復活を賭けた。しかし、かつて裏切った女の復讐劇が水面下で進行し...。

大江健三郎『M/Tと森のフシギの物語』

大江健三郎『M/Tと森のフシギの物語』

2014年09月18日 岩波文庫 972円 ISBN:9784003119723

四国の森の奥深く、時の権力から独立した一つのユートピアがつくり出される。「壊す人」と「オシコメ」に導かれて展開する奇想天外の物語は、いつしか20世紀末の作家が生きる世界、われわれの時代に照応して行く......。人間の再生と救済を求めて、雄大な文学的想像力と新しい語りが生んだ感動の大作。大江文学の原点の物語。

重松清『一人っ子同盟』

重松清『一人っ子同盟』

2014年09月22日 新潮社 1728円 ISBN:9784104075133

あの時のぼくたちは、「奇跡」を信じて待つことができたんだ――。両親がいて、子どもは二人。それが家族の「ふつう」だったあの頃。一人っ子で鍵っ子だったぼくとハム子は、仲良しというわけではないけれども、困ったときには助け合い、確かに、一緒に生きていたんだ。昭和40年代の団地で生きる小学校六年生の少年と少女。それぞれの抱える事情に、まっすぐ悩んでいた卒業までの日々の記憶。

井沢元彦『井沢元彦の歴史手帳 2015』

井沢元彦『井沢元彦の歴史手帳 2015』

2014年09月23日 技術評論社 1382円 ISBN:9784774167077

2015年版の「井沢元彦の歴史手帳」は,手帳本来の使い勝手が大幅に向上しました。丈夫な表紙,判型がポケットサイズになって,いつも持ち歩けます。もちろん,「井沢の解説」付きの充実した歴史年表や豊富な歴史データ、「今日は何の日」や「全国合戦マップ」なども収録しました。一年中歴史が楽しめる手帳です。

平野啓一郎『「生命力」の行方 変わりゆく世界と分人主義』

平野啓一郎『「生命力」の行方 変わりゆく世界と分人主義』

2014年09月23日 講談社 1944円 ISBN:9784062190633

時代を動かす「生命力」は、どこへ向かうのか? 今、自分らしく幸福に生きるとはどういうことか? 未来を考えるための分人主義・実践篇!平野啓一郎 エッセイ&対談集。
複雑化する現代社会とコミュニケーションやアイデンティティの悩みを抱える人々に対し、作家・平野啓一郎が提案する「分人主義」。人間を固定した「個人」ではなく、対人関係や状況ごとに生まれる様々な「分人」の集合体としてとらえる考え方に、「生きるのが楽になった!」と大きな反響が寄せられている。そんな平野が同時代の多様な現実と向き合って生まれた評論・エッセイ、および各ジャンルの第一人者との対話を収録する本書は、いわば平野自身による「分人主義」の実践篇。様々な場面で、様々な人と共に「今」を考え、未来へのヒントを提供する待望の一冊。

馳星周『殉狂者 上』

馳星周『殉狂者 上』

2014年09月25日 角川文庫 950円 ISBN:9784041017616

ヨーロッパを舞台に圧倒的なスケールでおくる馳ノワールの新境地! 1971年、赤軍派のメンバー、吉岡良輝は武装訓練を受けるためにスペイン・バスクにやってきた。過激派組織ETA〈バスク祖国と自由〉の切り札となった吉岡は、首相暗殺テロに身を投じる――。

馳星周『殉狂者 下』

馳星周『殉狂者 下』

2014年09月25日 角川文庫 907円 ISBN:9784041017623

ぼくは知ってしまった。父はテロリストだった――。 2005年、オリンピックの元柔道スペイン代表アイトール吉岡は、死別した父がテロリストだったことを知る。だが事情を知る母マリアは失踪し、当時を知る者も次々と消されていく......。馳ノワールの新境地!

佐伯一麦『とりどりの円を描く』

佐伯一麦『とりどりの円を描く』

2014年09月25日 日本経済新聞出版社 2592円 ISBN:9784532169374

佐伯一麦『とりどりの円を描く』発売情報。

椎名誠『地球上の全人類と全アリンコの重さは同じらしい。』

椎名誠『地球上の全人類と全アリンコの重さは同じらしい。』

2014年09月25日 早川書房 1728円 ISBN:9784152094834

世界中のあまり人の行かないところへ行く作家、シーナマコトが、さまざまな場所でいろんなコトをしてアレコレと考えをめぐらせていくと、思いもよらない真実が見えてきたりすることもあるのです。

ダニエル・キイス『預言』

ダニエル・キイス『預言』

2014年09月25日 早川書房ダニエル・キイス文庫 1296円 ISBN:9784151101168

緊急文庫化! 『アルジャーノンに花束を』著者の遺作! 心を病んだ一人の女性の記憶には偶然、テロリストの預言が封じ込められていた。9・11以後の壊れていく世界を描く唯一無二の長篇

伊坂幸太郎『アイネクライネナハトムジーク』

伊坂幸太郎『アイネクライネナハトムジーク』

2014年09月26日 幻冬舎 1512円 ISBN:9784344026292

ここにヒーローはいない。さあ、君の出番だ。
奥さんに愛想を尽かされたサラリーマン、
他力本願で恋をしようとする青年、
元いじめっこへの復讐を企てるOL......。
情けないけど、愛おしい。
そんな登場人物たちが紡ぎ出す、数々のサプライズ! !
伊坂作品ならではの、伏線と驚きに満ちたエンタテイメント小説!

早野龍五/糸井重里『知ろうとすること。』

早野龍五/糸井重里『知ろうとすること。』

2014年09月27日 文庫 464円 ISBN:9784101183183

東日本大震災時、大気中のセシウムを観測し原子炉トラブルを推定し、放射線情報をツイートし続けた物理学者・早野龍五。以来、学校給食の「陰膳(かげぜん)調査」や3万人ホールボディカウンター検査の導入を推進し、原発事故後の貴重な実測データも集めた。その早野を「これ以上福島の現地調査を重ねた人はいない」と断言する糸井重里が、科学を読む力の大切さを語りあう。文庫オリジナル。

伊藤比呂美『女の一生』

伊藤比呂美『女の一生』

2014年09月27日 岩波新書 778円 ISBN:9784004315049

「月経とは?」「摂食障害について教えてください」「セックスが苦痛です」「むなしくてたまりません」「子どもがひきこもっています」「別れたい」「恋をしました」「一人で死ぬのが怖い」......。年を経ても尽きない女の悩み。いくつもの修羅を引き受け、ひたすら生き抜いてきた著者が、親身に本音で語りかける人生の極意とは。

春日武彦/穂村弘『秘密と友情』

春日武彦/穂村弘『秘密と友情』

レビューあり、レビューコーナーへ

2014年09月27日 文庫 594円 ISBN:9784101370873

骨を隠す犬のほうが、その場でガジガジやっちゃう犬より、セクシーなのかなあ(「秘密」より)。他者との不器用な関わり方、地への足の着かなさ加減――互いによく似ていることを感じとった精神科医と歌人は、某日、友情を結んだ。そんな彼らがとことん語り合ったのは、孤独、言葉、愛......。世界にいまだなじめないあなたにおくる、微笑と屈託の連続対談集。『人生問題集』改題。

ポール・オースター/J.M.クッツェー『ヒア・アンド・ナウ 往復書簡2008-2011』

ポール・オースター/J.M.クッツェー『ヒア・アンド・ナウ 往復書簡2008-2011』

2014年09月27日 岩波書店 3024円 ISBN:9784000245241

大都市ニューヨークから世界を見つめるオースター。南アフリカに生まれ、辺境から現実を描いてきたクッツェー。ともに現代を代表する二人の作家が、文学論を戦わせ、世界情勢を憂いては、創作の秘密を語り合い、日常の悩みを打ち明ける。21世紀に小説の意義を問うすべての読者に贈る、知性と信愛に満ちた書簡集。

筒井康隆『繁栄の昭和』

筒井康隆『繁栄の昭和』

2014年09月29日 文藝春秋 1296円 ISBN:9784163901268

迷宮殺人と謎の小人、人工臓器を備えた科学探偵、窃盗団に身をやつした貴公子......江戸川乱歩や海野十三を彷彿とさせる、妖しの世界。

柴崎友香『きょうのできごと、十年後』

柴崎友香『きょうのできごと、十年後』

2014年09月29日 河出書房新社 1512円 ISBN:9784309023236

あれから十年。30代になった男女が飲み会に集まった。行定勲監督で映画化された名作のその後を描く、感動の芥川賞受賞第一作!

梨木香歩『丹生都比売 梨木香歩作品集』

梨木香歩『丹生都比売 梨木香歩作品集』

2014年09月30日 新潮社 1620円 ISBN:9784104299102

胸奥の深い森へと還って行く。見失っていた自分に立ち返るために......。蘇りの水と水銀を司る神霊に守られて吉野の地に生きる草壁皇子の物語――歴史に材をとった中篇「丹生都比売」と、「月と潮騒」「トウネンの耳」「カコの話」「本棚にならぶ」「旅行鞄のなかから」「コート」「夏の朝」「ハクガン異聞」、1994年から2011年の8篇の作品を収録する、初めての作品集。しずかに澄みわたる、梨木香歩の小説世界。

岡崎祥久『ファンタズマゴーリア』

岡崎祥久『ファンタズマゴーリア』

2014年09月30日 講談社 1836円 ISBN:9784062191159

とんぼ玉に導かれて、三つの世界を巡る少年マルテ。姿が変わっていても、時が経っていても、愛する人と再び会うことはできるのか――? 世界と時空を超える想いを壮大なスケールで描いた、著者の新境地を開く大冒険譚!

金井美恵子『お勝手太平記』

金井美恵子『お勝手太平記』

2014年09月30日 文藝春秋 2160円 ISBN:9784163900971

金井ファン待望、痛快痛烈な最新小説

アキコさんの趣味は手紙を書くこと。料理、裁縫、映画、イヤな男、「お勝手」の話題を毒気たっぷりに認める著者真骨頂の書簡小説。

川上弘美『水声』

川上弘美『水声』

2014年09月30日 文藝春秋 1512円 ISBN:9784163901312

過去と現在の間に立ち現れる存在
「私」と「陵」はきょうだいとして育ったた。だが、今のふたりの生活のこの甘美さ!「ママ」は死に、人生の時間は過ぎるのであった。

このページへのコメント