2015年1月

新刊・近刊情報

2015年1月の新刊・近刊情報

小川洋子/平松洋子『洋子さんの本棚』

小川洋子/平松洋子『洋子さんの本棚』

2015年01月05日 集英社 1620円 ISBN:9784087715910

人生50年。少女時代の思い出から踏みしめてきた女の踊り場、抱腹絶倒の人生の極意まで──。
ともに読書家として知られる作家とエッセイストが、本と人生を名著とともに語り尽くす、実践的対話集。

馳星周『雪炎』

馳星周『雪炎』

2015年01月05日 集英社 1944円 ISBN:9784087807462

3基の原発が立地し、原発マネーに依存する北海道・道南市。
元公安警察官の和泉は、「廃炉」を訴えて立候補した旧友の市長選挙のスタッフになるが──。
3・11前から原発を取材してきた著者の新作長編。

角田光代『おまえじゃなきゃだめなんだ』

角田光代『おまえじゃなきゃだめなんだ』

2015年01月05日 文春文庫 572円 ISBN:9784167902759

「買おう!離婚指輪を」傑作オリジナル短篇集

秘かな決意をジュエリーに託し、高級宿の一夜が人生を整える。すべての女子の宝石のような想いを集めた傑作オリジナル短篇集。

鹿島田真希『冥土めぐり』

鹿島田真希『冥土めぐり』

2015年01月07日 河出文庫 529円 ISBN:9784309413389

裕福だった過去に執着する母。奈津子は幼い頃から母の欲望に振り回され......車椅子の夫と辿る失われた過去への旅を描く芥川賞受賞作。

中上健次『十九才の地図』

中上健次『十九才の地図』

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2015年01月07日 河出文庫 670円 ISBN:9784309413402

「俺は何者でもない、何者かになろうとしているのだ」ーー東京で生活する少年の拠り所なき鬱屈を瑞々しい筆致で捉えたデビュー作。

中上健次『枯木灘』

中上健次『枯木灘』

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2015年01月07日 河出文庫 799円 ISBN:9784309413396

熊野を舞台に繰り広げられる業深き血のサーガ。日本文学に新たな碑を打ち立てた著者圧倒的代表作。後日談「覇王の七日」収録。

山田詠美『賢者の愛』

山田詠美『賢者の愛』

2015年01月09日 中央公論新社 1620円 ISBN:9784120046865

父と初恋の人を奪った親友。その息子に「直巳」と名付けた日から復讐が始まった――。山田詠美が『痴人の愛』に挑む絢爛豪華な愛憎劇。

中上健次『中上健次集3 鳳仙花、水の女』

中上健次『中上健次集3 鳳仙花、水の女』

2015年01月10日 インスクリプト 3888円 ISBN:9784900997509

激動の近代史を背景に母の半生を描く、中上黄金期の名篇。
堀江敏幸書下し、新視点による精妙な解説。
関連エッセイ二篇、口絵に作家写真、創作ノート他、月報に作家論の再録・書下し他、重要資料。

中島らも『なれずもの』

中島らも『なれずもの』

2015年01月10日 イースト・プレス 文庫ぎんが堂 720円 ISBN:9784781671253

松尾スズキ絶賛!
「ロックは音楽の中にだけ流れているわけじゃあない。
会話の中からもロックは聞こえる」

2004年7月26日に急逝した、不世出のエンターテイナー中島らも最期の対談集。
「ずーっとならず者に"なれずもの"だった」
「なれずものの恨みゆうんは怖いもんやね」
柴山俊之、竹井正和、宇梶剛士、安部譲二、本上まなみ、松尾貴史。
一線で活躍する彼らもまた、小さい頃なりたかったものになれなかった"なれずもの"。
夢を叶えられない人のために書きたい、著者の熱い想いから生まれた一冊。

巻末特別寄稿「ロッカーに、なれずもの」では、
長女・中島さなえが、音源化されなかった幻の曲、最期にかわした言葉など、当時の記憶と今だからこその想いを綴る。

井沢元彦『歴史を人生の武器にする』

井沢元彦『歴史を人生の武器にする』

2015年01月15日 悟空出版 新書 972円 ISBN:9784908117060

反日を国是とする中韓、朝日新聞の「慰安婦報道」、そして官僚に支配される日本政治......いま起きている事象はすべて「いま」だけの問題ではない。私たちが肝に銘ずべきは、歴史の「流れ」を捉え、史料に残らない常識を復元していくことなのだ──稀代の歴史作家が過去と現在を縦横に行き来し、歴史を見るツボを伝授するととともに、日本人の本質を鋭く衝く。歴史眼を磨けば、世の中こう見える!

円城塔『道化師の蝶』

円城塔『道化師の蝶』

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2015年01月15日 講談社文庫 605円 ISBN:9784062930079

飛行機で移動しつつ銀製の捕虫網でアイデアをすくい上げる実業家と、飛行機の上だけで読まれる小説を書く作家の冒険。芥川賞受賞作。

柴崎友香『パノララ』

柴崎友香『パノララ』

2015年01月15日 講談社 1944円 ISBN:9784062192255

二八歳の「わたし」(田中真紀子)は、友人のイチローから誘われ、彼の家に間借りすることにした。その家は変な家で、コンクリート三階建て(本館)、黄色い木造二階建て、鉄骨ガレージの三棟が無理やり接合され、私の部屋はガレージのうえにある赤い小屋。イチロー父の将春は全裸で現れるし、母で女優のみすず、姉の文、妹の絵波と、家族も一癖ある人ばかり。そんなある日、イチローは、自分はおなじ一日が2回繰り返されることがたまにある、と私に打ち明けるのであった。

馳星周『暗闇で踊れ』

馳星周『暗闇で踊れ』

2015年01月15日 双葉文庫 950円 ISBN:9784575517477

警視庁三課の刑事・神崎は大量の古美術品が市場に出回ったことから、捜査をはじめた。彼が辿りついた松涛の富豪・井上家で、身寄りのないはずの井上を世話をしていたのは、榊田恵、学の姉弟。ふたりは井上の隠し子だという。事件の臭いを感じた神崎は密かに内定を始めたのだったが、いつしか仕事を忘れ恵の身体に溺れてしまう――。

荻原浩『ハードボイルド・エッグ』

荻原浩『ハードボイルド・エッグ』

2015年01月15日 双葉文庫 760円 ISBN:9784575517521

フィリップ・マーロウに憧れ、ハードボイルドに生きいくことに決めた「私」こと最上俊平。だが、持ちこまれるのはなぜかペットの捜索依頼ばかり。そろそろ変わらなければならないと一念発起。手始めに秘書を雇うことにしたが、やって来たのはとんでもないナイスバディ(?)な女で......。60刷を越えるベストセラー、待望の新装版。

清水義範『夫婦で行く旅の食日記 世界あちこち味巡り』

清水義範『夫婦で行く旅の食日記 世界あちこち味巡り』

2015年01月20日 集英社文庫 702円 ISBN:9784087452778

これまでイスラム、イタリア、バルカンと舞台を変えて刊行されてきた"夫婦で行く"旅シリーズで、著者夫妻が訪れた数々の国で出合った"食"をテーマに綴った番外編エッセイ。

宮本輝『海岸列車 上』

宮本輝『海岸列車 上』

2015年01月20日 集英社文庫 799円 ISBN:9784087452709

幼い日、母に捨てられた兄と妹。愛を求めてさまよう二人の青春、そして青春との訣別をえがく物語は、人生の意味を深く問いかける

宮本輝『海岸列車 下』

宮本輝『海岸列車 下』

2015年01月20日 集英社文庫 734円 ISBN:9784087452716

青春との訣別の時。2人は自らの生の証しを求め、母の面影へと通じる「海岸列車」に乗る―生きることの意味を静かに問いかける最新長編。

椎名誠『笑う風 ねむい雲』

椎名誠『笑う風 ねむい雲』

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2015年01月20日 集英社文庫 626円 ISBN:9784087452754

標高4000メートルのチベットの村。氷河を戴くパイネ山塊を目指す馬の旅。草原の国モンゴルで感じた風の匂いと大地のパワー......。旅ゆく椎名誠が写真と文で綴る風景と人間の物語。

よしもとばなな『サーカスナイト』

よしもとばなな『サーカスナイト』

2015年01月21日 幻冬舎 1620円 ISBN:9784344027114

さやかと小学生の娘みちる。
亡き夫・悟の想いを胸に、穏やかな毎日を送っていた。
だがある日、家に一通の手紙が届く。
差出人の名前は、 さやかが封印した記憶を呼び覚ますものだっ たーー。
家族の新しい幸せな絆を発見する物語。

荻原浩『冷蔵庫を抱きしめて』

荻原浩『冷蔵庫を抱きしめて』

2015年01月22日 新潮社 1728円 ISBN:9784104689064

心に鍵をかけて悪い癖を封じれば、幸せになれるかな? いや、それではダメ――。新婚旅行から戻って、はじめて夫との食の嗜好の違いに気づき、しかしなんとか自分の料理を食べさせようと苦悶する中で、摂食障害の症状が出てきてしまう女性を描いた表題作他、DV男ばかり好きになる女性、マスクなしでは人前に出られなくなった男性など、シニカルにクールに、現代人を心の闇から解放する荻原浩の真骨頂。

椎名誠『アイスランド 絶景と幸福の国へ』

椎名誠『アイスランド 絶景と幸福の国へ』

2015年01月23日 日経BPマーケティング 1944円 ISBN:9784863132986

世界の辺境を旅してきた椎名誠"最後のでっかい旅"の記録。氷河、火山、オーロラ、滝など、北大西洋に浮かぶ絶景の孤島をめぐり、敬愛するジュール・ヴェルヌが『地底旅行』の舞台に使った地を訪れる。ナショナル ジオグラフィックの写真を贅沢に使い、絶景と幸せの国の魅力をたっぷりと伝えるアイスランド紀行。

村上龍『カンブリア宮殿 村上龍×変革者』

村上龍『カンブリア宮殿 村上龍×変革者』

2015年01月24日 日本経済新聞出版社 1728円 ISBN:9784532169503

900組の企業再編を手がけた仲介のプロ、企業の本質的価値をデザインの力で伝えるアートディレクター、ゼロからインターナショナルスクールを作り上げた二児の母親--。村上龍が時代の変革者15人の魅力に迫る。

角田光代『幾千の夜、昨日の月』

角田光代『幾千の夜、昨日の月』

2015年01月24日 角川文庫 432円 ISBN:9784041023860

友と語り明かした林間学校、初めて足を踏み入れた異国の日暮れ、終電後恋人にひと目逢おうと飛ばすタクシー、消灯後の母の病室...夜は私に思い出させる。自分が何も持っていなくてひとりぼっちであることを。

吉田修一『怒り 上』

吉田修一『怒り 上』

2015年01月24日 中央公論新社 1296円 ISBN:9784120045868

殺人現場には、血文字「怒」が残されていた。事件から1年後の夏、物語は始まる。逃亡を続ける犯人・山神一也はどこにいるのか?

吉田修一『怒り 下』

吉田修一『怒り 下』

2015年01月24日 中央公論新社 1296円 ISBN:9784120045875

房総半島、新宿、沖縄。3組の家族の前に前歴不詳の男が現れて......。衝撃のラストまで一気に読ませる、吉田修一の新たなる代表作。

大崎善生『エンプティスター』

大崎善生『エンプティスター』

2015年01月24日 角川文庫 691円 ISBN:9784041024768

私を空っぽの星から救い出して――。45歳になった山崎隆二は囚われた大切な人を捜すためソウルへ飛んだ。新たな出会いと謎の組織の影。待ち受ける衝撃の結末。至高の恋愛小説シリーズがついに完結。

椎名誠『鍋釜天幕団フライパン戦記 あやしい探検隊青春篇』

椎名誠『鍋釜天幕団フライパン戦記 あやしい探検隊青春篇』

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2015年01月24日 角川文庫 518円 ISBN:9784041023228

初期「あやしい探検隊」を、写真とともに振り返る青春グラフティ!

まだ"旅"があった時代、彼らは夜行列車に乗り込み、行き当たりばったりの冒険に出た。第一回遠征・琵琶湖合宿をはじめ、初期「あやしい探検隊」(東ケト会)を、椎名誠と沢野ひとしが写真とともに振り返る。

椎名誠『EVENA』

椎名誠『EVENA』

2015年01月26日 文藝春秋 1620円 ISBN:9784163901978

雨の中、「エベナ」を酒で流し込み、いい気分でトラックを運転中、人を轢きそうになった「おれ」。幸い人は轢かなかったが、「おれ」のトラックの急停止が原因で、多重衝突事故が起こってしまった! トラックから離れ、逃げ込むようにたどりついた田舎町のバー。そこで知り合った奇妙な男に誘われて、「おれ」は大金が隠されているという家に忍び込むことにした。それからも「おれ」は否応なく犯罪に巻き込まれてゆき――。
小さな町で巻き起こる、盗み、殺人、逃亡と追跡、そして高値で取引される違法薬物「エベナ」をめぐる男たちの攻防。そして一癖も二癖もあるアウトローたちのやり取りの中に生まれる、奇妙なユーモア......。「エベナ」の幻覚が彩る、椎名誠初のエロティックハードボイルド。

泉麻人『80年代しりとりコラム』

泉麻人『80年代しりとりコラム』

2015年01月27日 ファミマ・ドット・コム 1296円 ISBN:9784907292386

2007年から2012年にかけて雑誌「パチスロ必勝ガイドNEO」(白夜書房)で
連載されていた「泉麻人の 80 年代流行物しりとり」をまとめたコラム集です。
80年代に流行した60のアイテムをしりとり形式で取り上げ、
著者ならではの切り口でレビューしています。
当時の様子を懐かしくうかがい知ることはもちろん、
いま普通にあることが当時は画期的なものであったという新しい発見があることが請け合いです。
80年代という時代のすべてがわかる1冊です。

いしいしんじ『ある一年: 京都ごはん日記2』

いしいしんじ『ある一年: 京都ごはん日記2』

2015年01月27日 河出書房新社 2160円 ISBN:9784309023403

このとき「あるいのち」の存在に、僕たちはすでに気づいていた(1月30日の日記より)――生と死の声響く、京都ごはん日記第2弾!

松浦理英子『奇貨』

松浦理英子『奇貨』

2015年01月28日 新潮文庫 497円 ISBN:9784101266718

男友達もなく女との恋も知らない変わり者の中年男・本田をとらえたのは、レズビアンの親友・七島の女同士の恋と友情だった。女たちの世界を観察することに無上の喜びを見出す本田だが、やがて欲望は奇怪にねじれる。熱い魂の脈動を求めてやまない者たちの呻吟を全編に響かせつつ、男と女、女と女の交歓を繊細に描いた友愛小説。著者26歳の時に書かれた単行本未収録作品も併録。

綿矢りさ『ひらいて』

綿矢りさ『ひらいて』

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2015年01月28日 新潮文庫 464円 ISBN:9784101266510

華やかでモテる女子高生・愛が惹かれた相手は、哀しい眼をした地味男子。自分だけが彼の魅力に気づいているはずだったのに、手紙をやりとりする女の子がいたなんて。思い通りにならない恋にもがく愛は、予想外の行動に走る――。身勝手にあたりをなぎ倒し、傷つけ、そして傷ついて。芥川賞受賞作『蹴りたい背中』以来、著者が久しぶりに高校生の青春と恋愛を瑞々しく描いた傑作小説。

椎名誠『国境越え』

椎名誠『国境越え』

2015年01月28日 新潮文庫 529円 ISBN:9784101448381

いくつもの国境を越え、おれを待っていたものは――。巨大なザックを背負い、塩が浮くほど乾燥したアンデスの山道をおれたち四人は空腹と怒りを抱えて歩き続けた(表題作)。バリ島の深い闇。怪しい女に誘(いざな)われ、花の濃厚な匂いのなか激しいキスをした(「どんどんひゃらり」)。南の島のライオン女、川下りでずぶ濡れになったおれを救ったウィスキー。旅する作家、椎名誠が五感で紡ぐ物語。

野田秀樹『エッグ/MIWA: 21世紀から20世紀を覗く戯曲集』

野田秀樹『エッグ/MIWA: 21世紀から20世紀を覗く戯曲集』

2015年01月30日 新潮社 1944円 ISBN:9784103405177

書き換えられた「過去」に隠された「真実」が日本を、世界を震撼させる! エッグは記録に残してはいけないス ポーツなの――。まさか東京オリンピックが中止になるなんて! 書き残された言葉が歴史に接続されたとき、そこは劇場になる。待望の「エッグ」再演&パリ公演を機に、美輪明宏の愛と人生に、長崎に刻まれた記憶と昭和の時代を浮かびあがらせた傑作「MIWA」とともに贈る、新たな代表作!

角田光代『今日も一日きみを見てた』

角田光代『今日も一日きみを見てた』

2015年01月30日 角川書店 1188円 ISBN:9784041027332

2010年子猫をもらい受け、最初はおずおずと戸惑いながら、愛猫の行動のいちいちに目をみはり、感動し、次第にトトのいない生活なんて考えられないほどに溺愛していく角田さんの、愛ダダ漏れの極上猫エッセイ。

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