椎名誠『埠頭三角暗闇市場』

新刊・近刊情報

椎名誠『埠頭三角暗闇市場』データ

2014年07月01日 講談社 1728円

ISBN:9784062185127

「大破壊(ハルマゲドン)」後の世界を描いたSF長編小説。
地震で傾いた巨大ビルと大津波で打ち上げられた巨大豪華客船が、埠頭を挟んで上部を支え合うようにして出来た「埠頭三角暗闇市場」を舞台に物語は始まる。
「大破壊」後の東京では、異常気象と薬品による汚染で奇病が蔓延していた。生物は異態進化をとげ、見たこともない生き物が跋扈していた。
「危ない医師」北山は、倒れかけたビルの一室で生体融合手術を行っている。そのアングラクリニックう訪れるのは、ヤクザ、娼婦など怪しい客ばかり。首都警察の刑事・古島は聞き込みのため北山を訪ねた。手術した娼婦が、連続殺人事件の容疑者と思われるからだ。
一方、東京の西部では遺骨の盗難が頻発していた。捜査に当たった西部警察のビランジャー隊の翼隊長は不審な建造物を発見する。
国際情勢も大きく動く。中国・韓国連合がロシアを抱き込み、台頭するインド勢力とロシアの連携を絶とうとする。ロシアの特命全権大使ポトノフの不慮の死は何者の仕業か。
そして、巨大な足だけの未確認歩行物体「Q4」が現れ、混沌の時代は急展開をみせる。
ちなみに本作は、東日本大震災の前に書かれたものであるる。

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