笙野頼子『未闘病記 膠原病、「混合性結合組織病」の』

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笙野頼子『未闘病記 膠原病、「混合性結合組織病」の』データ

2014年07月31日 群像ピース 1944円

ISBN:9784062190169

2013年2月、突然の高熱と激痛に襲われた作家は「難病」の診断を受ける。病名は、膠原病の中でも個人差が大きく判らない部分が多い、10万人に数名ともいわれる「混合性結合組織病」。振り返れば、子供のころから普通の生活がいつも困難で厄介だった、その原因も実は「難病」のせいだった――?
猫のために無理して買った千葉の一軒家のローンは半分以下になった。最後の一匹ギドウは年末に15歳になった。55歳にして大学に招かれ、初めて「お勤め」をした。文学のため闘い続けた作家にようやく訪れた静かな日々が「難病」に脅かされ、しかし投薬のおかげで、これまでずっとできなかったことが一見「なんでも/できる」ようになる。日常のささやかな喜びと病気の先行きへの不安。「微分するなら快適生活。積分したなら無明長夜」な1年半の軌跡を描くハイパー闘病記。

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