花村萬月『私の庭 蝦夷地篇 下』

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花村萬月『私の庭 蝦夷地篇 下』データ

2012年01月12日 光文社文庫 860円

ISBN:9784334763589

幕末、開国、内戦の動乱期に両親を早くに亡くした権助は浅草、吉原を生活の場所として天涯孤独に生きていく。ただひとり「爺」と呼ばれる元徳川幕府の高位幕臣とおもわれる老人から、この世のあり方、人の生き方というものの教育を受ける。崩壊する身分制度を逆手にとり「侍狩り」で生計を維持し、生き抜いてきた権助だが、浅草にいられない羽目になり、蝦夷地へ向けて出奔する。社会の呪縛を自らの力で打ち破る、男の生き様を著者初の時代小説の手法で描く大河巨編。

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