吉田修一/佐内正史『うりずん』

表紙

2007年02月20日 光文社 2100円

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野球部でユニフォームを洗濯させていた後輩が、社員50人を抱える会社の社長になっていた。一方のオレはその後輩企画のイベントで配るタオルを原価ギリギリで注文してもらって喜んでいるような小さい会社の社員。17年ぶりの再会で野球観戦に誘われ、使う飲食店も衣服もまったく違うことに気づかされる。そして思わずつぶやいた。「…ジョギングでも始めようかな」(『後輩』より)人生の光と影。その交叉するところにスポーツがある。ほろ苦い思い出、忘れられない情景を気鋭の作家と写真家が巧みに切り取った深く心に残る作品集。

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この記事は2007年05月03日に更新されました。