大崎善生『ドイツイエロー、もしくはある広場の記憶』

表紙

2007年12月21日 新潮文庫 420円

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永遠に私の前から姿を消してしまった洋一のことを、結婚を控えた今、しきりに思い出すのはなぜだろう。大学時代、決定的な関係を避けて、あやふやに別れた彼との木漏れ日のように温かな記憶(「ドイツイエロー」)。孤独な魂が響き合い、その一夜だけを共にした男が私に刻印した言葉の響き(「いつか、マヨール広場で」)。――今でも忘れられない追憶の中で、密やかな調べを奏でる恋愛短編集。

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この記事は2007年12月25日に更新されました。