2008年04月04日 集英社 1470円
愛はいかにして色あせてゆくのか
日下のゆりは33歳。システムエンジニアである夫の卓哉と結婚して7年。平穏な日々が、夫に恋人がいるという一本の電話で破られる…。何気ない日常の中で、色あせてゆく愛を描く長編恋愛小説。
2008年02月28日 新潮文庫 540円
東京近郊の小さな古道具屋でアルバイトをする「わたし」。ダメ男感漂う店主・中野さん。きりっと女っぷりのいい姉マサヨさん。わたしと恋仲であるようなないような、むっつり屋のタケオ。どこかあやしい常連たち……。不器用でスケール小さく、けれど懐の深い人々と、なつかしくもチープな品々。中野商店を舞台に繰り広げられるなんともじれったい恋と世代をこえた友情を描く傑作長編。
2007年09月28日 新潮文庫 540円
ひとり通いの居酒屋で37歳のツキコさんがたまさか隣あったご老体は、学生時代の国語の恩師だった。カウンターでぽつりぽつりと交わす世間話から始まったセンセイとの日々は、露店めぐりやお花見、ときにささいな喧嘩もはさみながら、ゆたかに四季をめぐる。年齢のはなれた男女の、飄々として、やがて切々と慈しみあう恋情を描き、あらゆる世代をとりこにした谷崎賞受賞の名作。
2007年09月28日 新潮文庫 420円
お昼のそうめんでお腹がくちくなり、センセイとてのひらを重ねまどろむうちに、ツキコさんの心にぽっかり浮かび上がる少女の日々。ある日突然あらわれた「モノ」たちとの交わりと、胸の奥が小さく波立った教室でのあのこと。忘れかけていたけれど、ずっと心の底に残っていた不思議な出来事を、愛らしいイラストとともに描く、名作「センセイの鞄」から生まれ出たもうひとつの物語。
2007年09月07日 朝日新聞社 1890円
「好きな本があるよ、いい本があるよ、みんなもよかったら読んでね!」−−この10年のあいだに読売・朝日新聞の書評委員をつとめる川上弘美が、「ほんとうに自分がいい」と思った傑作とは? 谷崎、百?から田辺聖子、江國香織、古井由吉、堀江敏幸そして柴田元幸や岸本佐知子の翻訳まで著者おすすめの130冊。詩集もあれば、漫画もある。あなたを心よろしき読書に誘う、思わず読みたくなる川上流ブックガイド!
2006年10月25日 中公文庫 620円
いつだって〈ふつう〉なのに、なんだか不自由……。生きることへの小さな違和感を抱えた、江戸翠、十六歳の夏。みずみずしい青春と家族の物語。