柳美里の100字レビュー >>
2008年02月23日 角川文庫 580円
著者初のファンタジック・ホラー。
カメラマンの父と二人で暮らしていた12歳の少女・雨だったが、ふとしたことで父の出生の謎を知ってしまう。その後も驚きの事実が明らかになり……。現代の家族が抱える不安と揺らぎを描いた長編小説。
2007年11月30日 新潮社 2940円
処女作の出版差し止め、新聞連載打切り、止められぬ折檻、そして新しい家族との生活。ミリオンセラー『命』の成功後、著者とその息子に降りかかった酷薄な日々のつれづれを、余さず描く八百ページの極私的文学。「新潮45」連載『交換日記』五年半の軌跡が一冊に!
2007年08月28日 河出書房新社 1890円
山手線で女は、死に場所を探していた――自分の生に意味を見出せず、死の改札をくぐる人々。柳美里が自らの「原点」である「自殺」というテーマに立ち戻り描いた、2年ぶりの最新小説!
2007年07月05日 日経BP出版 1575円
自殺したファン<らばるすさん>の遺志を受け、仲間と共にホームページを立ち上げた柳美里が、ネットユーザーと真摯に向き合いながらも、自身の日常を赤裸々に語り続ける。
2007年01月30日 新潮文庫 740円
日本統治下の朝鮮・密陽に生を受け、マラソンでの五輪出場を目指した亡き祖父・李雨哲。そのうしろ姿を追い、路上を駆けることを決意した柳美里。ふたりの息づかいが時空を越えて重なる瞬間、日本と朝鮮半島のあわいに消えた無数の魂が、封印を解かれ歴史の破れ目から白い頁に甦る。偉丈夫の雨哲と美丈夫の弟・雨根。血族をめぐる、ふたつの真実の物語が、いま日本文学を未踏の高みへ押し上げる。
2007年01月30日 新潮文庫 780円
1940年、東京オリンピックは幻と消えた。失意の日々、肌の温みを求める女たちを捨て、雨哲は故郷を去り、一方、娘たちを夢中にする美しい容貌と、兄譲りの健脚に恵まれた弟・雨根は、いつしか左翼活動に深く傾倒した……小説家柳美里が、国・名前・肉親、すべてを奪われた無名の人々の声に耳をすまし、自身の生につらなる日本と朝鮮半島の百年の歴史を、実存の全てを注ぎ描きあげた傑作。
2005年09月28日 新潮文庫 420円
競馬に狂った父親。次々と男をとりかえる母親。危うい家族の風景の中に、劇作家、秀香の孤独は屹立していた。韓国での会見では仲介者の裏切りに遭い、日本の演出家は彼女の作品を踏みにじる。「柿の木の男」の温もりと、美大受験生、里花の奔放さだけが、そばにあった。真っ直ぐな孤独は、いつも何かに挑みかかり、深く傷つき、彷徨い漂う。生きることの凄絶さを捉えた傑作処女長篇。
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