小島信夫

小島信夫プロフィール&ガイド

小島信夫(こじまのぶお)―1915年生まれ。2006年死去。岐阜県稲葉郡加納町(現・岐阜市)出身。小説家。

教師を経て『小銃』で作家デビュー、「第三の新人」の一人と目される。

1955年『アメリカン・スクール』で第32回芥川賞、1965年『抱擁家族』で第1回谷崎潤一郎賞、1973年『私の作家評伝』で第23回芸術選奨、1982年『別れる理由』で第35回野間文芸賞、1998年『うるわしき日々』で第49回読売文学賞(小説賞)受賞。

関連作家・似てるかも作家:丸谷才一 安岡章太郎 藤枝静男 吉行淳之介 富岡多惠子 津島佑子 大岡昇平 江藤淳 遠藤周作 大庭みな子

小島信夫レビュー一覧(1冊)

  1. 『小説修業』表紙
    小説、文学をめぐる往復書簡。保坂の誘い水にぜんぜん応えずに別次元の話をしだす小島。深い思慮があるのかボケつつあるのかよく分からず、カフカ的な理不尽さに包まれることになる。この空回りも一種のワザと見る。
    文学

小島信夫の新刊・近刊

  • 小島信夫『私の作家評伝』表紙
    小島信夫
    2024-03-19
    中央公論新社 中公文庫 こ62-2
    彼らから受け継ぐべきものとは何かー二葉亭・鷗外・漱石から宇野浩二まで、近代日本文学の代表的な文豪十六人の生涯と作品を、小説家ならではの躍動す...
  • 小島信夫『小説作法』表紙
    小島信夫
    2023-04-21
    中央公論新社 中公文庫
    なぜ、小説を書くのか?書き続けるために本当に大切なこととは?そもそも、小説とは何なのか?-常に現代文学の最前線を疾走し続けた作家が、これから...
  • 小島信夫『各務原・名古屋・国立』表紙
    小島信夫
    2022-12-12
    講談社 講談社文芸文庫
    妻の認知症発症がもたらす困惑と生活上の困難を契機に自分たち夫妻の若き時期を辿り直そうとする「各務原」。サローヤンやアイザック・シンガーといっ...