見沢知廉

現代文学100字レビュー

見沢知廉プロフィール&ガイド

見沢知廉(みさわちれん)―1959年、東京都文京区出身。小説家。

イギリス大使館への火炎瓶ゲリラやスパイ粛清事件などで捕縛。獄中から書き送った小説『天皇ごっこ』で話題となった。2005年死去。

「新右翼小説」といってヤバイものを見るように、あるいは刑務所という未知の世界への好奇心で、読まれてるのかとも思っていたが、その思想へのまともなファンもついていたようですね。デビュー小説となる『天皇ごっこ』も小説の呈をなしてなかったりしながら、なかなかない種類の熱量で迫ってきます。初めて手に取るならやはりこれですかね。

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レビュー一覧

見沢知廉『調律の帝国

『調律の帝国』の表紙画像
評価
★★★☆☆
発行
1997/12 新潮社
種類
文学(小説)
目次
調律の帝国

牢獄の恐怖と服従の中、小説を書くことが精神のバランスを保つ唯一の方法。「蘇生ダンス」の寒さとか獄中描写もいいけど「小説を書かせろ」という執念の描出が凄まじいね。それがすでに狂気。罪の浄化って何だろう?

見沢知廉『獄の息子は発狂寸前

『獄の息子は発狂寸前』の表紙画像
評価
★★☆☆☆
発行
1997/06 ザ・マサダ
種類
文学(ルポ)
目次
第1章 あの、蒼い日々 / 第2章 檻の中 / 第3章 「小説禁止」の死角 (ほか)

すごいタイトル。発狂寸前の息子を支える母の愛。獄中受賞にこだわった小説原稿を官の目をかいくぐって母に託す手管が微笑ましい。届いた手紙なんかも掲載されてるのだが、過酷な生活で頼るべきものはやはり愛だよ。

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作品名 かな 発行日 種類 評価
作品名 かな 発行日 種類 評価
調律の帝国 ちょうりつのていこく 1997/12 文学(小説) ★★★☆☆
獄の息子は発狂寸前 ごくのむすこははっきょうすんぜん 1997/06 文学(ルポ) ★★☆☆☆
囚人狂時代 しゅうじんきょうじだい 1996/02 文学(ルポ) ★★★★☆
天皇ごっこ てんのうごっこ 1995/11 文学(小説) ★★★★☆

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