大崎善生『九月の四分の一』レビュー
書誌情報
九月の四分の一
2003/04
NDC:913 | 文学>日本文学>小説 物語
目次:報われざるエリシオのために / ケンジントンに捧げる花束 / 悲しくて翼もなくて (ほか)
レビュー
息が詰まる純愛の短編集。あまりにナイーヴすぎてもどかしいのだが、記憶のなかの恋はいつも美しくて、まるで自分の思い出のように浮かび上がってくる。なぜそこで踏み止まるのか?とため息づくのもまた読む喜びだ。
読了:2006/03/05