ダニエル・キイスの100字レビュー(すべて)

ダニエル・キイス書評ページ

『アルジャーノンに花束を』Flowers For Algernon

表紙

発行
1988年11月 早川書房 241頁 絶版 購入
発行
1989年4月 早川書房(新装版) 325頁 1575円 購入
発行
1999年10月 早川書房ダニエル・キイス文庫 485頁 840円 購入
共著
訳:小尾芙佐
NDC
933(英米文学>小説 物語)
目次
けえかほおこく1−3がつ3日 / けえかほおこく2−三がつ四日 / だい三けえかほおこく (ほか)
評価
★★★★★

知的障害をもった男が脳手術により天才へと変わる。32歳になって初めて明晰に見えだす世界。初めて知る愛と哀しみ。徐々に難しい語彙が増えてゆく日記という表現形態もうまい。SFにして多くの読者を感動させた名作。

『五番目のサリー』The Fifth Sally

表紙

発行
1991年5月 早川書房 429頁 2039円 購入
発行
1999年10月 早川書房ダニエル・キイス文庫(上) 335頁 714円 購入
発行
1999年10月 早川書房ダニエル・キイス文庫(下) 303頁 714円 購入
共著
訳:小尾芙佐
NDC
933(英米文学>小説 物語)
目次
五番目のサリー
評価
★★★★

「ビリー・ミリガン」への布石となった長編小説。五重人格の女性の自己獲得物語。人の心という宇宙に深く潜って行く、そこで出会う自我。それは感動的なシーンだが、「フィクション」である弱さも(相対的に)感じる。

『24人のビリー・ミリガン ある多重人格者の記録The Minds Of Billy Milligan

表紙

発行
1992年8月 早川書房(上) 327頁 1529円 購入
発行
1992年8月 早川書房(下) 339頁 1529円 購入
発行
1999年10月 早川書房ダニエル・キイス文庫(上) 479頁 924円 購入
発行
1999年10月 早川書房ダニエル・キイス文庫(下) 502頁 924円 購入
共著
訳:堀内静子
NDC
933(英米文学>小説 物語)
目次
第一部 混乱の時期 / 第二部 <教師>の誕生 / 第三部 狂気の彼方
評価
★★★★★

多重人格障害をもった青年に迫る渾身のノンフィクション。幼児虐待という重いテーマが底辺にあるものの、次々と入れ替わる人格の(不謹慎ながら)魅力溢れる振る舞いに目が離せない。人格が統合されてゆくさまに感動。

『ビリー・ミリガンと23の棺』The Milligan Wars

表紙

発行
1994年7月 早川書房(上) 285頁 1529円 購入
発行
1994年7月 早川書房(下) 246頁 1529円 購入
発行
1999年10月 早川書房ダニエル・キイス文庫(上) 375頁 777円 購入
発行
1999年10月 早川書房ダニエル・キイス文庫(下) 334頁 777円 購入
共著
訳:堀内静子
NDC
933(英米文学>小説 物語)
目次
第一部 狂気 / 第二部 謎
評価
★★★★

多重人格ブーム(?)を巻き起こした前作の続編だ。統合はうまく行かず、人格たちが無秩序にスポットに立つ「混乱の時期」にあるビリー。ノンフィクションに対して何を言っていいのかわからないが迫力は前著の方が上。

『クローディアの告白 ある分裂病患者の謎Unveiling Claudia

表紙

発行
1995年9月 早川書房(上) 242頁 1529円 購入
発行
1995年9月 早川書房(下) 262頁 1529円 購入
発行
1999年11月 早川書房ダニエル・キイス文庫(上) 317頁 756円 購入
発行
1999年11月 早川書房ダニエル・キイス文庫(下) 342頁 756円 購入
共著
訳:秋津知子
NDC
933(英米文学>小説 物語)
目次
クローディアと二二口径連続殺人 / クローディアのヴェールを剥ぐ
評価
★★★

連続殺人事件。犯人にしか知り得ない事実を語る女性を描く心理ノンフィクション。彼女の言動の支離滅裂さは、それがPTSDだから、と思っても非常にいらいらする。インタビュアーたる著者の根気よさだけが印象に残る。

『眠り姫』Until Death Do Us Part

表紙

発行
1998年2月 早川書房 541頁 2415円 購入
発行
2000年6月 早川書房ダニエル・キイス文庫(上) 388頁 861円 購入
発行
2000年6月 早川書房ダニエル・キイス文庫(下) 406頁 861円 購入
共著
訳:秋津知子
NDC
933(英米文学>小説 物語)
目次
プロローグ 一九八二年 / 第一部 一九八二年 / 第二部 一九八五年 (ほか)
評価
★★★

久しぶりのフィクション。睡眠障害という病理に法廷ドラマ風のやりとり、死刑制度の是非といったいろいろな要素が入っているが、終盤での「催眠合戦」とも言うべきサイコな部分を不埒に楽しんでおこう。小説ですし。

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