阿部和重の100字レビュー

プロフィール&ガイド

阿部和重(あべかずしげ)―1968年山形県東根市生まれ。日本映画学校映像科卒業。演出助手などを経て、1994年デビュー。1994年『生ける屍の夜』(のち『アメリカの夜』と改題)で第37回群像新人文学賞、1999年『無情の世界』で第21回野間文芸新人賞、2004年『シンセミア』で第15回伊藤整文学賞および第58回毎日出版文化賞、2005年「 グランド・フィナーレ」で第132回芥川賞受賞。

潔癖症なまでの理路整然さと、論理無用なぶちきれ方の狭間で、登場人物たちはみな美しくも歪んでいる。ちょっと妙な作品で芥川賞となってしまいましたが、装幀含めて話題にもなった『インディヴィジュアル・プロジェクション』から手にとるのがやはり常道です。

阿部和重書評ページ

最新書評:2008年1月26日

最近読んだ阿部和重の本

『青山真治と阿部和重と中原昌也のシネコン!』

表紙

発行
2004年6月 リトルモア 255頁 1575円 購入
共著
共著:青山真治中原昌也
NDC
778(演劇・映画>映画)
目次
ジョン・カーペンター『ゴースト・オブ・マーズ』 / モンテ・ヘルマン『コックファイター』 / デヴィッド・クローネンバーグ『スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする』 (ほか)
所要
1時間50分
評価
★★★

映画を巡る鼎談集。中原のB級趣味全開な暴走と、阿部の愛のあるボケ突っ込みと、青山の映画人としての強い主張。後半は総当たり対談になるんだけど、こちらのほうは文学的な議論もあったりして興味深いものはある。

『ミステリアスセッティング』

表紙

発行
2006年11月 朝日新聞社 245頁 1575円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
ミステリアスセッティング
所要
3時間10分
評価
★★★

吟遊詩人に憧れる純真な少女。あくまで騙りなんだろと物語が崩壊する場所を期待してるとソレは確かに起こるのだが、無垢であることは揺らいでおらず、著者の見せたい未来を想像して戦慄。人を信じるって何だろうね。

阿部和重を読んだことがないなら・・・

初めて手に取るならこれ!

表紙

『インディヴィジュアル・プロジェクション』

マイベスト作ならこれ!

表紙

『シンセミア』

客観的代表作はこれ!

表紙

『グランド・フィナーレ』

まずはここからどうぞ。

阿部和重 +α情報

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