赤坂真理の100字レビュー

プロフィール&ガイド

赤坂真理(あかさかまり)―1964年東京都杉並区生まれ。慶応義塾大学法学部卒業。編集者を経て1995年「起爆者」でデビュー。2000年『ミューズ』で第22回野間文芸新人賞受賞。

河出書房新社のJ文学戦略における主要兵器の一人として『文藝』に出ずっぱりだった。推量も結論もいらないからここに居られるだけの理由がほしいというような危うい性急さが魅力。『ヴァイブレータ』からまず手にとってほしいのだが絶版なので、手に入りやすさでいうと『蝶の皮膚の下』か?

赤坂真理書評ページ

最新書評:2006年8月13日

最近読んだ赤坂真理の本

『ミューズ』

表紙

発行
2000年2月 文藝春秋 147頁 1200円 購入
発行
2005年6月 講談社文庫 185頁 490円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
ミューズ
所要
1時間20分
評価
★★

矯正歯科医に迫る女子高生の、嗅覚を触媒にしたエロス。高台と崖下の階級対比という構図が敷かれてるものの分かりにくく、レディコミ風の官能だけが温くまとわりつくよう。タイトルの重奏にもう少し効果があればな。

『コーリング』

表紙

発行
1999年6月 河出書房新社 142頁 1260円 購入
発行
2004年11月 講談社文庫 185頁 490円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
コーリング / 最大幅七ミリ / 起爆者 (ほか)
所要
1時間30分
評価
★★★

デビュー作を含む初期短編集。勢いだけで書いてる荒さが目に付くが、この勢いが在り得ない文脈を曳いてきて不思議な光り方をする。「自傷系」で血だらけなんだけれども、立ち止まってよく見ると真っ白だったりする。

赤坂真理を読んだことがないなら・・・

初めて手に取るならこれ!

表紙

『蝶の皮膚の下』

マイベスト作ならこれ!

表紙

『ヴァイブレータ』

客観的代表作はこれ!

表紙

『ミューズ』

まずはここからどうぞ。

赤坂真理 +α情報

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