『つめたいよるに』

- 発行
- 1989年8月 理論社のあたらしい童話 125頁 絶版 購入
- 発行
- 1991年7月 理論社メルヘン共和国 150頁 絶版 購入
- 発行
- 1993年10月 理論社 150頁 1365円 購入
- 発行
- 1996年6月 新潮文庫(『温かなお皿』と合本) 209頁 420円 購入
- 共著
- 理論社版の絵:柳生まち子
- NDC
- 913(日本文学>小説 物語)
- 目次
- デューク / 夏の少し前 / 僕はジャングルに住みたい (ほか)
- 評価
- ★★★
「デューク」に象徴的だがまず死がある。そして生者もどこかこの世から遊離している。希薄な現実感のなかに、感傷だけが描かれるような短編集。これを哀しみと呼んでいいのか、形状不明瞭なくらいの柔らかさの是非。
『温かなお皿』

- 発行
- 1993年6月 理論社メルヘン共和国 131頁 1365円 購入
- 発行
- 1996年6月 新潮文庫(『つめたいよるに』と合本、『つめたいよるに』として) 209頁 420円 購入
- NDC
- 913(日本文学>小説 物語)
- 目次
- 朱塗りの三段重 / ラプンツェルたち / 子供たちの晩餐 (ほか)
- 評価
- ★★★
少女漫画だ、といったら怒られてしまうんだろうか。人物の描線を邪魔しないように控えめな背景画と、淡く霧散する語尾。細部へのこだわりもうまく溶け込めるふわりとしたトーンで統一され、控えめに主張する短編集。
『冷静と情熱のあいだ Rosso』

- 発行
- 1999年9月 角川書店 271頁 1470円 購入
- 発行
- 2001年6月 角川書店(辻仁成『冷静と情熱のあいだ Blu』と合本、愛蔵版として) 453頁 2415円 購入
- 発行
- 2001年9月 角川文庫 275頁 480円 購入
- NDC
- 913(日本文学>小説 物語)
- 目次
- 第1章 人形の足 / 第2章 五月 / 第3章 静かな生活 (ほか)
- 評価
- ★★★★
辻仁成と章毎に書き継がれたコラボレーション恋愛小説。8年前に別れた順正への想いは消える事なく、あおいの心は2人が約束したフィレンツェへ飛翔する。辻版とは対照的に静かな世界の中で徐々に溢れ出す愛が感動的。
『恋するために生まれた』

- 発行
- 2001年6月 幻冬舎 206頁 1470円 購入
- 共著
- 共著:辻仁成
- NDC
- 914(日本文学>評論 エッセイ 随筆)
- 目次
- 第1章 愛と孤独のあいだ / 第2章 恋と愛のあいだ / 第3章 セックスと気持ちのあいだ (ほか)
- 評価
- ★★★
驚愕するほど寓話的だったり興醒めするほど現実的だったりする交換恋愛論。「縛る」やセックスにしても二人の持論は正反対で(個人的には江國の方が突抜けてて清々しいが)手本にはしないで。恋するのはあなただから。