いとうせいこうの100字レビュー

プロフィール&ガイド

いとうせいこう―1961年東京都生まれ。本名は伊藤正幸。早稲田大学法学部卒業。「ホットドッグプレス」編集者を経て、1985年宮沢章夫、竹中直人らと「ラジカルガジベリビンバシステム」として舞台活動を展開。1988年『ノーライフキング』で作家デビュー。1999年『ボタニカル・ライフ』で第15回講談社エッセイ賞受賞。

タレント的活動とその髪型ゆえ作家としての力量が語られることが少ないのだが『ワールズ・エンド・ガーデン』は個人的オールタイムベストテンに入る逸品。絶版が悔やまれる。そのほかもすすめたい初期小説群は絶版ばかりなので、初めて手に取るなら『ボタニカル・ライフ』とかか。日本語ラップの祖としても伝説的。いやいや冗談じゃなく。韻 を踏み倒す『MESS/AGE』は名盤でした。

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いとうせいこう書評ページ

最新書評:2006年12月24日

最近読んだいとうせいこうの本

『職人ワザ!』

表紙

発行
2005年8月 新潮社 204頁 1365円 購入
発行
2008年3月 新潮文庫 256頁 460円 購入
NDC
502(技術・工学>技術史 工学史)
目次
扇子職人の幾何学―『文扇堂』荒井修 / 文字の生命力―『文字プロ』橘右之吉 / 手ぬぐいに風を感じる―『ふじ屋』川上千尋 (ほか)
所要
3時間20分
評価
★★★

手ぬぐいにパイプにかりんとう、下町の職人たちに話を聞いて歩いたルポ。それぞれの技術よりは江戸っ子の「粋」に迫ってる。扇子職人の口から「アルチザンの集合体」なんて言葉が出てきたりしても驚いちゃいけない。

『文芸漫談 笑うブンガク入門

表紙

発行
2005年7月 集英社 253頁 1680円 購入
共著
共著:奥泉光/渡部直己
NDC
904(文学>論文集 評論集 講演集)
目次
プロローグ イロニー行きのモノレール / 第1章 職業作家で行こう! / 第2章 小説的グループ (ほか)
所要
3時間50分
評価
★★★

客の前で漫談形式で文学を語ると。変なスタイル思いつくものだ。暗黙のコードだとか「言葉は屈折する」だとか、もっと説明が要るところが場において流れちゃっててしかも笑えるネタでもなかったり、やや苦しいかな。

いとうせいこうを読んだことがないなら・・・

初めて手に取るならこれ!

表紙

『ボタニカル・ライフ』

マイベスト作ならこれ!

表紙

『ワールズ・エンド・ガーデン』

客観的代表作はこれ!

表紙

『ノーライフキング』

まずはここからどうぞ。

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