藤沢周の100字レビュー

プロフィール&ガイド

藤沢周(ふじさわしゅう)―1959年新潟県内野町生まれ。法政大学文学部卒業。1993年「ゾーンを左に曲がれ」(「死亡遊戯」と改題)でデビュー。1998年『ブエノスアイレス午前零時』で第119回芥川賞受賞。

くすぶる都会の火種という文体で一貫。最近は新潟弁も駆使するのだがやっぱり現代的。初めて手に取るなら芥川賞受賞作『ブエノスアイレス午前零時』となりがちだが「あれ?」と思うかもしれんので、小説を読む喜びを味わわせてくれた『サイゴン・ピックアップ』をまず第一のオススメとして挙げておきます。怒りを怒りとして表明しないのがダ ンディズムです。

藤沢周書評ページ

最新書評:2009年9月6日

最近読んだ藤沢周の本

『キルリアン』

表紙

発行
2009年7月 新潮社 152頁 1575円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
キルリアン
所要
1時間40分
評価
★★★

鎌倉のあばら家、円覚寺山門の重力に揺れる蝶…。ストーリーよりは心象、イメージの連鎖で構成されているので、暗い色味とともに記憶には絵しか残らない。なんだか女がいたような気がするが土蜘蛛かもしれないって。

『心中抄』

表紙

発行
2007年10月 河出書房新社 189頁 1470円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
光追うこと / 夢破ること / 黄泉通じること (ほか)
所要
2時間10分
評価
★★★

故郷新潟を舞台に、現在と過去がどろどろと溶け合う自伝的小説。遊び場だった神社、若い芸者、作家の原風景はどんよりモノトーンの雪空だ。苦しい記憶。こんなに歪んでる作品が一番自伝的だってのはどういうわけだ。

藤沢周を読んだことがないなら・・・

初めて手に取るならこれ!

表紙

『サイゴン・ピックアップ』

マイベスト作ならこれ!

表紙

『ダローガ』

客観的代表作はこれ!

表紙

『ブエノスアイレス午前零時』

まずはここからどうぞ。

藤沢周 +α情報

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