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最新書評:2010年5月30日
「らいほうさんの場所」と呼ぶ庭の一角に埋められた秘密。その秘密を守るため寄り添って暮らす三姉弟の物語。庭から立ち上るホラー臭が家族関係をも歪ませて、みんな世界認識がおかしい。その気持ち悪さを味わって。
不思議な薬屋店主との暮らし。形あるものはすべて揺らいで崩れ曖昧な夢の感覚が残る。生と死を囲い込む町、水の底に沈んでいる記憶。著者にしてはずいぶん暗い小説だけど、この胸のザワつきを快いと取る人もいるか。