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最新書評:2009年6月12日
平凡な家庭を襲うバラバラ殺人事件。「悪魔」というシステムエラーの出現が用意されている社会構造のなか、解釈は間違われ続けて。圧倒的な描写で、社会病理、哲学を詰め込む。しばらく放心するほど重く救われない。
表1に「エッ」、表4に「セイ」と書いてあるノリの装丁でありながら、熱量としても文量にしても圧倒的な『金閣寺』論をはじめ、論文的な言説の多いエッセイ集。自作解題も勿論本気で、文学の気負いがまた気持ちよく。