平野啓一郎の100字レビュー

プロフィール&ガイド

平野啓一郎(ひらのけいいちろう)―1975年愛知県生まれ。京都大学法学部卒業。1999年『日蝕』で第120回芥川賞、2009年『ドーン』で第19回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。

芥川賞を最年少受賞(当時)、難読文体と話題になった『日蝕』、やっぱりすごい。あえて昔風の書き方するのが楽しかったのでやってみました〜って感じなんだけれども、それでちゃんと物語のトーン作りに成功してるしね。ピアスくらいで何をそう騒いでいたのか今となっては不可思議だが、世間が落ち着くのを待つようにぜんぜん作品出なかった 。あれは計算?

平野啓一郎書評ページ

最新書評:2009年12月5日

最近読んだ平野啓一郎の本

『ドーン』

表紙

発行
2009年7月 講談社 493頁 1890円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
第一章 それぞれの物語 / 第二章 惑星と惑う人々 / 第三章 過去は熾んに乱反射する (ほか)
所要
4時間40分
評価
★★★★

有人火星調査とそれに絡む騒動を描くSF。と見せかけながら政治小説であったりして社会問題がぎちぎちに詰まってる、そしてなおかつ思索的でメタ的な作品、と造りこみ水準が高い。新しい世界の曙光が自信たっぷりに。

『決壊』

表紙

発行
2008年6月 新潮社(上) 382頁 1890円 購入
発行
2008年6月 新潮社(下) 402頁 1890円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
一 疑念 / 二 沢野崇の帰郷 / 三 秘密の行方 (ほか)
所要
9時間
評価
★★★★★

平凡な家庭を襲うバラバラ殺人事件。「悪魔」というシステムエラーの出現が用意されている社会構造のなか、解釈は間違われ続けて。圧倒的な描写で、社会病理、哲学を詰め込む。しばらく放心するほど重く救われない。

平野啓一郎を読んだことがないなら・・・

初めて手に取るならこれ!

表紙

『日蝕』

マイベスト作ならこれ!

表紙

『日蝕』

客観的代表作はこれ!

表紙

『日蝕』

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