花村萬月の100字レビュー

プロフィール&ガイド

花村萬月(はなむらまんげつ)―1955年東京都生まれ。本名は吉川一郎。1989年『ゴッド・ブレイス物語』で第2回小説すばる新人賞、1998年『皆月』で第19回吉川英治文学新人賞、同年『ゲルマニウムの夜』で第119回芥川賞受賞。

暴力とセックスと愛。テーマはテーマでしっかりしてるんだけれども、下手打つとただグロかったりエロかったりするだけに終始してしまう。それはそれでエンタテイメント的にはオーケーなんでしょうけどね。一番深みを感じる『ブルース』がおすすめです。あと「王国記」シリーズという流れがあり、後付けでシリーズにしてしまったために通しナンバー がハードカバーと文庫とでずれてます。おかしい。

花村萬月書評ページ

最新書評:2008年3月1日

最近読んだ花村萬月の本

『青い翅の夜 王国記IV

表紙

発行
2004年1月 文藝春秋 288頁 1500円 購入
発行
2007年4月 文藝春秋(『青い翅の夜 王国記V』と改題) 282頁 600円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
むしろ揺り籠の幼児を / 青い翅の夜
所要
2時間30分
評価
★★

僕が作ろうとしていた王国、その王は僕ではなかったんだと気づくシリーズ転換点。この物語読み進むのが辛くなってきてた頃だが真の王の登場で繋ぎとめられる。偽悪的なジャンが押し出すトーンも新たな展開を運んで。

『虹列車・雛列車』

表紙

発行
2003年6月 集英社 236頁 1470円 購入
発行
2006年7月 集英社文庫 241頁 500円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
虹列車 / 金城米子さん / 癈鶏の (ほか)
所要
3時間40分
評価
★★★

北へ旅する青春小説で沖縄猥雑私小説を挟み込む構成。沖縄部、特に「金城米子さん」は筆に淫する冗長さで良くも悪くも唸るしかないのだが、最後が爽やかな分だけ雛にだまされたような気がする。旅を自在に操る作家。

花村萬月を読んだことがないなら・・・

初めて手に取るならこれ!

表紙

『ブルース』

マイベスト作ならこれ!

表紙

『ブルース』

客観的代表作はこれ!

表紙

『ゲルマニウムの夜』

まずはここからどうぞ。

花村萬月 +α情報

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