川上弘美の100字レビュー

プロフィール&ガイド

川上弘美(かわかみひろみ)―1958年東京都生まれ。お茶ノ水女子大学理学部生物学科卒業。1994年「神様」でデビュー。1996年『蛇を踏む』で第115回芥川賞、1999年『神様』で第9回紫式部文学賞および第9回Bunkamuraドゥマゴ文学賞、2000年『溺レる』で第11回伊藤整文学賞および第39回女流文学賞、2001年『センセイの鞄』で第37回 谷崎潤一郎賞受賞。

『センセイの鞄』が話題になり、僕もそこから入ったクチなんだけれど、この本自体は彼女の作風としては異質。川上弘美ってこういう作家なんだなと分かり、その次の作品へ進むためには、まずは『神様』から読み始めることをおすすめする。基本的にほのぼの不条理な人なんです。ようするに村上春樹における『ノルウェイの森』みたいなポジ ションの本なわけですね、『センセイの鞄』。

川上弘美書評ページ

最新書評:2008年2月9日

最近読んだ川上弘美の本

『パレード』

表紙

発行
2002年4月 平凡社 84頁 1000円 購入
発行
2007年9月 新潮文庫 86頁 420円 購入
共著
絵:吉富貴子
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
パレード
所要
0時間20分
評価
★★★

『センセイの鞄』からのアウトテイクのような、センセイとツキコさんの小エピソード。二匹の天狗とともに過ごした時代の思い出話が、幸せな時間として共有される。一冊には短すぎるんだけど本編が気に入った人なら。

『光ってみえるもの、あれは』

表紙

発行
2003年9月 中央公論新社 327頁 1575円 購入
発行
2006年10月 中公文庫 362頁 620円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
すべて世はこともなし / 夜になると鮭は… / 木のぼりして (ほか)
所要
3時間50分
評価
★★★★

川上作品としてはわりと素直に少年の成長を見守る青春小説。登場人物には友達みたいな家族だとか女装する親友だとか、定型ながら不思議な綾がある。ハッピーエンドとも言えないのにこの爽やかな読後感はなんなんだ。

川上弘美を読んだことがないなら・・・

初めて手に取るならこれ!

表紙

『神様』

マイベスト作ならこれ!

表紙

『センセイの鞄』

客観的代表作はこれ!

表紙

『蛇を踏む』

まずはここからどうぞ。

川上弘美 +α情報

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