川上弘美の100字レビュー

プロフィール&ガイド

川上弘美(かわかみひろみ)―1958年東京都生まれ。お茶ノ水女子大学理学部生物学科卒業。1994年「神様」でデビュー。1996年『蛇を踏む』で第115回芥川賞、1999年『神様』で第9回紫式部文学賞および第9回Bunkamuraドゥマゴ文学賞、2000年『溺レる』で第11回伊藤整文学賞および第39回女流文学賞、2001年『センセイの鞄』で第37回 谷崎潤一郎賞受賞。

『センセイの鞄』が話題になり、僕もそこから入ったクチなんだけれど、この本自体は彼女の作風としては異質。川上弘美ってこういう作家なんだなと分かり、その次の作品へ進むためには、まずは『神様』から読み始めることをおすすめする。基本的にほのぼの不条理な人なんです。ようするに村上春樹における『ノルウェイの森』みたいなポジ ションの本なわけですね、『センセイの鞄』。

川上弘美書評ページ

最新書評:2010年7月24日

最近読んだ川上弘美の本

『此処彼処』

表紙

発行
2005年10月 日本経済新聞社 209頁 1365円 購入
発行
2009年8月 新潮文庫 249頁 460円 購入
NDC
914(日本文学>評論 エッセイ 随筆)
目次
彼処 / 浅草 / 出雲 (ほか)
所要
2時間
評価
★★★

馴染みの場所、愛する場所について語るエッセイ。言われてみれば具体的な地名が彼女の話に出てくるのはそう多くないかも。結果、いつもより体温の感じられる生身なエッセイになった。東京下町からマダガスカルまで。

『ハヅキさんのこと』

表紙

発行
2006年9月 講談社 227頁 1365円 購入
発行
2009年11月 講談社文庫 229頁 500円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
琺瑯 / ストライク / 浮く (ほか)
所要
2時間50分
評価
★★★

ふんわり匂いだけが残る掌編集。何か全般的に寂しい。「悲しい」のもうちょっと手前の「寂しい」。ダウナー系の話ばかりでもなくて、笑うところもあるのに。文体の優しさと、掌編としての唐突な切り落としがゆえか。

川上弘美を読んだことがないなら・・・

初めて手に取るならこれ!

表紙

『神様』

マイベスト作ならこれ!

表紙

『センセイの鞄』

客観的代表作はこれ!

表紙

『センセイの鞄』

まずはここからどうぞ。

川上弘美 +α情報

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