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最新書評:2005年8月14日
絞りすぎ乾燥させすぎでカラカラな文章の多い氏の小説にあって、父の死に思いを馳せる表題作は特異な突き抜け方。満ちて溢れるままの感情で読者を流し去るような、ある意味正攻法の作品。併録作はいつも通りだけど。
クローゼットにある「ヌケガラ」。お前が男を殺して皮を剥いだのだと暗示されるわけだが、その「お前」とは誰なんだという自己探求系にストーリーは進む。皮の質感とか着心地が伝わり自分が収縮しそうな息苦しさが。