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テレビドラマ原作。というだけで強烈なノスタルジーに襲われるのだけれど。舞台はハワイ、ジーンズの後ろポケットにスティックを忍ばせた喧嘩っぱやい少女ミッキーのバンド物語。青春だねぇ。以降四冊で構成される。
第二弾。ドラマでは薄暗く重いムードだった気がするのだが、小説のほうは快晴の爽やかさ。文体自体も軽いし(褒め言葉)、ハワイの空気感もあるのだろうな。バンドとしてのストーリーはなかなか進展しないのだけれど。
第三弾。ようやくレコーディングが始まろうとするのだが、妨害があったり恋があったりと多彩に。伝説のミキサーとの出会いなどワクワクさせる部分は多い。ここから文庫だけの出版になったの? よく分からないけど。
THE BANDAGEデビュー曲「少しだけ、ティア・ドロップス」完成。急速に注目を集めつつ、ギャングとの抗争もあり、ドタバタしてゆく。このあたりは長いストーリーの終着を模索するような紆余曲折のクライマックスだ。
完結編。マフィアのボスと恋に落ちた天才ドラマーミッキーの運命やいかに。本来湿っぽくなるはずのエピソードでありながら乾いている。それでいて感動させたりするのだから、作者の計算としての文体はやはり大きい。