町田康の100字レビュー

プロフィール&ガイド

町田康(まちだこう)―1962年大阪府生まれ。本名は町田康(まちだやすし)。パンク歌手・町田町蔵としてミュウジックシーンに燦然と輝く。「メシ喰うな」1枚で解散したINU、FUNAほかバンドを転々としつつ、映画「爆裂都市」で俳優として呼ばれたりもしつつ、1992年『供花』が書籍としてのデビュー作品。1997年『くっすん大黒』で第7回Bunkamuraド ゥマゴ文学賞および第19回野間文芸新人賞、2000年『きれぎれ』で第123回芥川賞、2001年『土間の四十八滝』で第9回萩原朔太郎賞、2005年『告白』で第41回谷崎潤一郎賞、2008年『宿屋めぐり』で第61回野間文芸賞受賞。

文学界を激震させた『くっすん大黒』ほか独特の脱力文体が魅力。以後の文学新人賞応募作品は「エセ村上春樹からエセ町田康に傾向が変わった」とされる。とりあえず『くっすん大黒』を手にとってみよう。これがダメだったら他の作品も全部ダメです。小説もエッセイも全部同じ口調でそれがまたすげえ!と思ったりもするのだが、最近は新しい 文体を模索しているようにも見える。

町田康書評ページ

最新書評:2010年7月4日

最近読んだ町田康の本

『自分を憐れむ歌 テースト・オブ・苦虫7

表紙

発行
2009年10月 中央公論新社 242頁 1680円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
君、ぜんぶ間違ってるよ。 / スロー人 馬鹿山大凶 / すきま風言葉の糸は蜘蛛の糸 (ほか)
所要
2時間
評価
★★

このシリーズ、もうあんまり言うことないね。ところどころ「クスッ」と笑えたらそれでお役御免ってな嘘エッセイ。フォーマットに嵌めこみすぎてて笑う前に手抜きにさえ見えるという作戦、ってふりをした作戦なのか。

『おっさんは世界の奴隷か テースト・オブ・苦虫6

表紙

発行
2008年11月 中央公論新社 228頁 1680円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
職業・肩書の表記についてのご提案です / ナイーブな奴らを鍛えようとして / 非常識な奴が嫌いだ (ほか)
所要
2時間
評価
★★★

元連載が2005〜06なのでやや古いんだけども、耐震偽装だとか社会問題に題を取った時事エッセイみたいになってるところもある。でも基本は嘘かホントかも分からないスリリングさの奴隷となって読めばいいのであるな。

町田康を読んだことがないなら・・・

初めて手に取るならこれ!

表紙

『くっすん大黒』

マイベスト作ならこれ!

表紙

『夫婦茶碗』

客観的代表作はこれ!

表紙

『告白』

まずはここからどうぞ。

町田康 +α情報

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