町田康の100字レビュー

プロフィール&ガイド

町田康(まちだこう)―1962年大阪府生まれ。本名は町田康(まちだやすし)。パンク歌手・町田町蔵としてミュウジックシーンに燦然と輝く。「メシ喰うな」1枚で解散したINU、FUNAほかバンドを転々としつつ、映画「爆裂都市」で俳優として呼ばれたりもしつつ、1992年『供花』が書籍としてのデビュー作品。1997年『くっすん大黒』で第7回Bunkamuraド ゥマゴ文学賞および第19回野間文芸新人賞、2000年『きれぎれ』で第123回芥川賞、2001年『土間の四十八滝』で第9回萩原朔太郎賞、2005年『告白』で第41回谷崎潤一郎賞、2008年『宿屋めぐり』で第61回野間文芸賞受賞。

文学界を激震させた『くっすん大黒』ほか独特の脱力文体が魅力。以後の文学新人賞応募作品は「エセ村上春樹からエセ町田康に傾向が変わった」とされる。とりあえず『くっすん大黒』を手にとってみよう。これがダメだったら他の作品も全部ダメです。小説もエッセイも全部同じ口調でそれがまたすげえ!と思ったりもするのだが、最近は新しい 文体を模索しているようにも見える。

町田康書評ページ

最新書評:2008年12月19日

最近読んだ町田康の本

『真説・外道の潮騒』

表紙

発行
2008年10月 角川書店 350頁 1785円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
真説・外道の潮騒
所要
4時間
評価
★★★

「業界人」の非常識に卒倒するフィクション第二弾。ブコウスキーの足跡をマーチダが訪ねるテレビ撮影の乱暴さを断罪。前作はキュートな自虐もあったのだが、今回は彼も痛々しいまでの迫真で笑えない。恐ろしいです。

『宿屋めぐり』

表紙

発行
2008年8月 講談社 602頁 1995円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
宿屋めぐり
所要
8時間20分
評価
★★★★

主の命に従って何度も堕ちなおす地獄めぐり。理不尽な試練と壮絶な審判に怖れが波状的に襲ってくる大作だ。気分屋なサディストの手のひらでくるくる回るのが人の一生なのだとしたら救いねぇ。救われねぇって震えて。

町田康を読んだことがないなら・・・

初めて手に取るならこれ!

表紙

『くっすん大黒』

マイベスト作ならこれ!

表紙

『夫婦茶碗』

客観的代表作はこれ!

表紙

『きれぎれ』

まずはここからどうぞ。

町田康 +α情報

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