松浦寿輝の100字レビュー

プロフィール&ガイド

松浦寿輝(まつうらひさき)―1954年東京都生まれ。東京大学教養学部卒業。1996年『折口信夫論』で第9回三島由紀夫賞、1999年『知の庭園』で第50回芸術選奨文部科学大臣賞、2000年『花腐し』で第123回芥川賞、2005年『あやめ 鰈 ひかがみ』で第9回木山捷平文学賞、同年『半島』で第56回読売文学賞/小説賞、2009年『吃水都市』で 第17回萩原朔太郎賞受賞。

幻想的な、夢うつつの合間を漂うような作風が魅力。

松浦寿輝書評ページ

最新書評:2010年2月7日

最近読んだ松浦寿輝の本

『散歩のあいまにこんなことを考えていた』

表紙

発行
2006年4月 文藝春秋 305頁 2400円 購入
NDC
914(日本文学>評論 エッセイ 随筆)
目次
こんな小さな物たちがいとおしい / 街を歩いたり猫と遊んだり / 散歩のあいまにこんなことを考えていた
所要
3時間30分
評価
★★★

日々の随想というくらいの気軽なものが集められたエッセイ集。物について語るショートコラムを一部容れているために、マッチがどうしたとか小さい話ばかりの印象もある。でも猫への想いを綴った章は詩的でさえある。

『吃水都市』

表紙

発行
2008年12月 思潮社 154頁 2940円 購入
NDC
911(日本文学>詩歌)
目次
眠る男 / 駅まで / 水浴階段 (ほか)
所要
1時間10分
評価
★★★

散文詩集。水底に揺れる幻の東京。廃墟で水垢が腐敗していく臭い。人間が誰もいなくなった後、都市だけが一人自らの荒廃を見つめているようだ。濃密なイメージに溺れて、旧い修辞に目を眩まされ、余韻の残る読後感。

松浦寿輝を読んだことがないなら・・・

初めて手に取るならこれ!

表紙

『花腐し』

マイベスト作ならこれ!

表紙

『半島』

客観的代表作はこれ!

表紙

『花腐し』

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