最近読んだ松浦寿輝の本
『散歩のあいまにこんなことを考えていた』

- 発行
- 2006年4月 文藝春秋 305頁 2400円 購入
- NDC
- 914(日本文学>評論 エッセイ 随筆)
- 目次
- こんな小さな物たちがいとおしい / 街を歩いたり猫と遊んだり / 散歩のあいまにこんなことを考えていた
- 所要
- 3時間30分
- 評価
- ★★★
日々の随想というくらいの気軽なものが集められたエッセイ集。物について語るショートコラムを一部容れているために、マッチがどうしたとか小さい話ばかりの印象もある。でも猫への想いを綴った章は詩的でさえある。
『吃水都市』

- 発行
- 2008年12月 思潮社 154頁 2940円 購入
- NDC
- 911(日本文学>詩歌)
- 目次
- 眠る男 / 駅まで / 水浴階段 (ほか)
- 所要
- 1時間10分
- 評価
- ★★★
散文詩集。水底に揺れる幻の東京。廃墟で水垢が腐敗していく臭い。人間が誰もいなくなった後、都市だけが一人自らの荒廃を見つめているようだ。濃密なイメージに溺れて、旧い修辞に目を眩まされ、余韻の残る読後感。