目取真俊の100字レビュー

プロフィール&ガイド

目取真俊(めどるましゅん)―1960年沖縄県今帰仁村生まれ。琉球大学法学部卒業。1997年『水滴』で第117回芥川賞、2000年『魂込め』で第26回川端康成文学賞および第4回木山捷平文学賞受賞。

「沖縄作家」の責任を負ってるかのように、沖縄の風物、あるいは沖縄戦に題材を選ぶ作品が多い。リゾート旅行に持っていくべき作品では決してないのだけれど、沖縄好きな方は手にとってみても。最初に手を出すならやはり芥川賞受賞作である『水滴』から。

目取真俊書評ページ

最新書評:2008年3月9日

最近読んだ目取真俊の本

『風音 The Crying Wind

表紙

発行
2004年6月 リトルモア 205頁 1365円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
風音
所要
1時間50分
評価
★★★

初期作品を映画化後にリライトした長編。「泣き御頭」と呼ばれる特攻隊委員の頭蓋骨が鳴らす風音に、戦後沖縄の記憶を託す。小説的な事件を起こす必要はなくて、ただその泣き声に耳をすましているだけでもいいのに。

『群蝶の木』

表紙

発行
2001年3月 朝日新聞社 227頁 品切 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
帰郷 / 剥離 / 署名 (ほか)
所要
3時間40分
評価
★★★★

オカシイのは私なのか?と「剥離」「署名」でじんわり染む平衡感覚の狂いは、生きる気力を失わせる不快度。猫好きにも辛いけど拍手すべき執拗さだ。ラストの表題作が救いなのかと思ったらこちらもダウナーで眩暈が。

目取真俊を読んだことがないなら・・・

初めて手に取るならこれ!

表紙

『水滴』

マイベスト作ならこれ!

表紙

『水滴』

客観的代表作はこれ!

表紙

『水滴』

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