最近読んだ目取真俊の本
『風音 The Crying Wind』

- 発行
- 2004年6月 リトルモア 205頁 1365円 購入
- NDC
- 913(日本文学>小説 物語)
- 目次
- 風音
- 所要
- 1時間50分
- 評価
- ★★★
初期作品を映画化後にリライトした長編。「泣き御頭」と呼ばれる特攻隊委員の頭蓋骨が鳴らす風音に、戦後沖縄の記憶を託す。小説的な事件を起こす必要はなくて、ただその泣き声に耳をすましているだけでもいいのに。
『群蝶の木』

- 発行
- 2001年3月 朝日新聞社 227頁 品切 購入
- NDC
- 913(日本文学>小説 物語)
- 目次
- 帰郷 / 剥離 / 署名 (ほか)
- 所要
- 3時間40分
- 評価
- ★★★★
オカシイのは私なのか?と「剥離」「署名」でじんわり染む平衡感覚の狂いは、生きる気力を失わせる不快度。猫好きにも辛いけど拍手すべき執拗さだ。ラストの表題作が救いなのかと思ったらこちらもダウナーで眩暈が。