宮脇俊三の100字レビュー(すべて)

宮脇俊三書評ページ

『時刻表2万キロ』

表紙

発行
1978年7月 河出書房新社 254頁 絶版 購入
発行
1980年6月 河出文庫 262頁 662円 購入
発行
1984年11月 角川文庫 297頁 品切 購入
NDC
686(運輸・交通>鉄道)
目次
第1章 神岡線・富山港線・氷見線・越美北線 / 第2章 鶴見線 / 第3章 唐津線・松浦線・大村線・三角線・指宿枕崎線・宮之城線・香椎線・勝田線・日田彦山線・田川線・伊田線・添田線・上山田線・加古川線・三木線・北条線・鍛冶屋線 (ほか)
評価
★★★★

全線制覇へ至る放浪の軌跡を綴った鉄道「乗りつぶし派」の聖書。完乗後の「やはり私の旅行熱は時刻表の幻影に過ぎなかったのだろうか」という感慨に泣く人もいるだろう。車窓から眺めた日本再発見の紀行文でもある。

『汽車との散歩』

表紙

発行
1987年5月 新潮社 221頁 絶版 購入
発行
1990年6月 新潮文庫 250頁 絶版 購入
NDC
686(運輸・交通>鉄道)
目次
はじめに若干の所感 / 軽症重症その他いろいろ / 乗ったり化けたり (ほか)
評価
★★★

ダイヤ改正について、車窓について、「駅のない駅」についてと鉄道ウンチク満載のエッセイ集。東京の地下鉄に一日で全部乗ろうとか突然思い立ってしまうところがマニア的。ちなみに時代は国鉄分割民営化の頃である。

『途中下車の味』

表紙

発行
1988年3月 新潮社 213頁 絶版 購入
発行
1992年6月 新潮文庫 240頁 絶版 購入
NDC
291(地理・地誌・紀行>日本)
目次
1円電車と松葉ガニ / 目移りの四国路 / 上野―盛岡・各駅停車 (ほか)
評価
★★

冬の北海道に長閑な津軽へ、あるいは山陰へ赴き松葉ガニを賞味、あるいは運賃一円の鉱山電車に慕情を感じたり、などなど。気が向いたときに途中下車する万事未定の鉄道派お気楽旅。この気まま感は憧れるものがある。

『日本探見二泊三日』

表紙

発行
1991年3月 JTBパブリッシング 189頁 絶版 購入
発行
1994年3月 角川文庫 231頁 品切 購入
NDC
291(地理・地誌・紀行>日本)
目次
雨の熊野古道を拝む / 親不知の険から山姥の里へ / 豊後水道と日豊海岸の浦々 (ほか)
評価
★★★

ここではそれほど鉄道にこだわっていない。もちろん鉄道は使うが、それよりも土地観察に重点が置かれている。何にもないところでも何かあるだろうと丁寧に見てまわる誠実な旅行記だ。熊野古道、親不知、淡路島など。

『旅は自由席』

表紙

発行
1991年12月 新潮社 239頁 絶版 購入
発行
1995年3月 新潮文庫 283頁 絶版 購入
NDC
291(地理・地誌・紀行>日本)
目次
青函トンネルと瀬戸大橋 / どこかへ行きたい / 車窓の四季 (ほか)
評価
★★★

コラム集。紀行的な話、鉄道雑学的な話に加え、モーツァルトに関する話など旅からまったく離れた文章もある。旅に出たくてうずうずする感覚で「車窓の四季」と題された一章がおすすめ。冬の山陰本線、いいっすよね。

『線路の果てに旅がある』

表紙

発行
1994年1月 小学館 221頁 絶版 購入
発行
1997年1月 新潮文庫 227頁 絶版 購入
NDC
291(地理・地誌・紀行>日本)
目次
宗谷本線と北辺の廃線跡めぐり / 北上山地、茫洋汽車旅 / 秋田内陸縦貫鉄道の熊と美人 (ほか)
評価
★★★★

微妙にブームが続いている廃線後探訪記からはじまる紀行文。終着駅にこだわった終盤の慕情がいい。やはりローカル線の味わいはいい。「八高線は関東武士」は八王子に住んでいた学生時代に何度も乗った僕もそう思う。

『駅は見ている』

表紙

発行
1997年11月 小学館 205頁 1470円 購入
発行
2001年10月 角川文庫 220頁 460円 購入
NDC
291(地理・地誌・紀行>日本)
目次
駅は見ている / 車窓・駅・駅弁 / フリーきっぷの旅 (ほか)
評価
★★★

二度移転した夕張駅、迷宮のような大手町駅など駅を訪ねてその事情を解き明かす紀行。どちらかと言えば旅行者よりそこで働く駅員の大変さを慮る視点。青春18切符の気ままな旅なども収録されてるのでファンならぜひ。

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