『イッセー尾形の都市生活カタログ』

- 発行
- 1991年3月 早川書房 219頁 絶版 購入
- 発行
- 1995年6月 ハヤカワ文庫(『ヘイ、タクシー』と改題) 245頁 品切 購入
- 共著
- 共著:イッセー尾形
- NDC
- 912(日本文学>戯曲)
- 目次
- 駐車場 / 半分ハンガー / スケベ教師 (ほか)
- 評価
- ★★★
初の一人芝居作品集。バーテンはバーテンらしく振舞い、父は「父」を演じている。社会が人に強いる行動様式を笑い飛ばすってやつだ。現実と同じくらい不条理な舞台。使い込みがばれた男の下世話な「一億円」が好き。
『イッセー尾形の都市生活カタログ PART2』

- 発行
- 1992年11月 早川書房 222頁 品切 購入
- 共著
- 共著:イッセー尾形
- NDC
- 912(日本文学>戯曲)
- 目次
- 中華屋 / ボルボ / 福岡支社長 (ほか)
- 所要
- 1時間20分
- 評価
- ★★★
微妙に嫌な奴を微妙なまま活写する十五篇。この描写力こそが人類愛だろ。『引越し』での破れかぶれな父に乾杯。『ノープロブレム』での問題の上乗せ方に胃潰瘍。皆の「その後」をさえも許せるものとして想像させる。
『本人の希望』

- 発行
- 1994年11月 早川書房 198頁 1470円 購入
- 共著
- 共著:イッセー尾形
- NDC
- 912(日本文学>戯曲)
- 目次
- 本人の希望 / タクシー運転手 / 身の程なし (ほか)
- 評価
- ★★★★
戯曲集。小学館文庫にまとめられたものに比べると、若干シュール度が高い。「脳コントロールバンド」なんてSFだし。分かる分かる、でなく「そんなことあるかよ」という笑いだったりする。どちらにしても幸せな一冊。
『イッセー尾形のナマ本(巻壱) 深夜生活編』

- 発行
- 1998年1月 小学館文庫 217頁 460円 購入
- 共著
- 共著:イッセー尾形
- NDC
- 912(日本文学>戯曲)
- 目次
- 真夏編 / 友人来店編 / 劇画版バーテン/開店前編 (ほか)
- 評価
- ★★★
文庫オリジナルのコント集。一人芝居という分野を完成させた著者ら独自の世界。名キャラクター・バーテンの怪しい挙動が読むだけで見える。よくある平凡な会話がこれだけ面白いってことに、アンテナが伸び縮みする。
『イッセー尾形のナマ本(巻弐) サラリーマン編』

- 発行
- 1998年5月 小学館文庫 220頁 品切 購入
- 共著
- 共著:イッセー尾形
- NDC
- 912(日本文学>戯曲)
- 目次
- 野球応援 / 小説「出張」 / マキエダ (ほか)
- 評価
- ★★★★★
サラリーマンという身近な題材だけに分かりやすい。そのリアルさが心地よい。どれも声が聞えるようだ。「マキエダ」がいい。電車で読んでたらニヤニヤしてしまって大変だ。イッセーによる漫画もいい味を出している。
『イッセー尾形のナマ本(巻参) 幸せ家族編』

- 発行
- 1998年10月 小学館文庫 221頁 品切 購入
- 共著
- 共著:イッセー尾形
- NDC
- 912(日本文学>戯曲)
- 目次
- こっ、こーんな。『大工』 / どおか信じていただきたい。『悪徳商法』 / あ〜かゆい!『ホームレス』 (ほか)
- 評価
- ★★★★
一人芝居のコント集。今回は家族に注目。人間の本質的な哀しみをすくいあげたら全部喜劇になってしまうという悲劇。やっぱりウマイよね、人間描写が。「ハワイ編」の、家族のためだと必死に走りまわるオヤジには涙。
『イッセー尾形のナマ本(巻四) 建築現場編』

- 発行
- 1999年4月 小学館文庫 221頁 460円 購入
- 共著
- 共著:イッセー尾形
- NDC
- 912(日本文学>戯曲)
- 目次
- 土方の昼休み / 小説「シンエー鉄工さん」 / 医者の新築 (ほか)
- 評価
- ★★★
原点とも言える建築現場。実際に現場で働き観察してきた眼で表現した演劇コレクション第四弾。しかし見所は伝説の自費出版小説「シンエー鉄工さん」だ。「観察眼」と言えば全て終ってしまう小説だが、どこか温かい。