村上龍の100字レビュー

プロフィール&ガイド

村上龍(むらかみりゅう)―1952年長崎県佐世保市生まれ。本名は村上龍之介。武蔵野美術大学中退。大学在学中に『限りなく透明に近いブルー』で芥川賞を受賞。以後、精力的に作品を発表、一時代を築く。「トパーズ」など映画監督作品もある。1976年『限りなく透明に近いブルー』で第19回群像新人文学賞および第75回芥川賞、1981年『コ インロッカー・ベイビーズ』で第3回野間文芸新人賞、1997年『イン・ザ・ミソスープ』で第49回読売文学賞、2000年『共生虫』で第36回谷崎潤一郎賞、2005年『半島を出よ』で第59回毎日出版文化賞および第58回野間文芸賞受賞。

長いキャリアのなかで代表作と呼べる作品はたくさんあるわけだが、やはり『コインロッカー・ベイビーズ』ではないだろうか。時代を敏感に嗅ぎ取り、小説の背景として組み入れるのがうまい。それゆえ古びて見えるものもなきにしもあらず。そういう意味でも『コインロッカー〜』の普遍性はいいね。最近は経済問題にかかりっきりですね。もちろん 今経済を考えるのは重要なことなんだけれど、読者が「村上龍」にそれを望んでいるのかどうかは疑問。

最新書評:2008年1月13日

最近読んだ村上龍の本

『対立と自立 構造改革が生み出すもの

表紙

発行
2001年10月 日本放送出版協会 365頁 絶版 購入
NDC
332(経済>経済史 事情 経済体制)
目次
対談 村上龍×竹中平蔵 何がいま始まっているのか / 村上龍、専門家たちに聞く / 「金融経済全般」に関して
所要
6時間10分
評価
★★★

構造改革で利益・不利益を受けるのは誰か?といった、ベーシックな理解を広げるような問いに政治経済の専門家たちが答える、メルマガ編集。2001年、小泉政権誕生の頃のやりとりだから状況はもちろん大きく変わった。

『ハバナ・モード』

表紙

発行
2005年6月 ベストセラーズ 211頁 1575円 購入
発行
2008年4月 幻冬舎文庫 174頁 480円 購入
NDC
914(日本文学>評論 エッセイ 随筆)
目次
ハバナ・モード / 小国スロヴェニアの智恵 / 犠牲と支配 (ほか)
所要
3時間20分
評価
★★★

消耗品シリーズ8。発表順とは逆に並べられてて、『半島を出よ』脱稿に始まり書き始めてない時期まで時間を遡ることになる。世界情勢・経済状況の話が多いが、世界が「平和になっていく」章立てだとしたらやりすぎ。

村上龍を読んだことがないなら・・・

初めて手に取るならこれ!

表紙

『コインロッカー・ベイビーズ』

マイベスト作ならこれ!

表紙

『コインロッカー・ベイビーズ』

客観的代表作はこれ!

表紙

『コインロッカー・ベイビーズ』

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村上龍 +α情報

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