宮本輝の100字レビュー(1999〜)

宮本輝書評ページ

『ひとたびはポプラに臥す 5』

表紙

発行
1999年6月 講談社 236頁 絶版 購入
発行
2002年4月 講談社文庫 238頁 660円 購入
NDC
915(日本文学>日記 書簡 紀行)
目次
第14章 生きて帰らざる海 / 第15章 群れからはぐれて / 第16章 遠くの雪崩
所要
1時間50分
評価
★★★

ヤルカンドに至り、タクラマカン砂漠の上を吹き抜ける熱風に乗せる想いはこの旅の一つのクライマックス。「生きて帰らざる海」で人生の仕切り直しだ。そして峻厳な国境クンジュラーブ峠を越えてついにパキスタンへ。

『ひとたびはポプラに臥す 6』

表紙

発行
2000年4月 講談社 247頁 絶版 購入
発行
2002年4月 講談社文庫 252頁 660円 購入
NDC
915(日本文学>日記 書簡 紀行)
目次
第17章 星と花園 / 第18章 インダスという名の銀河 / 最終章 火を踏みしめる少年
所要
2時間
評価
★★★

シリーズ完結編、終点イスラマバードまで。ガンダーラの事物に触れながらも中国を振り返り、故郷へ遡り、道に向き直ることで旅の想いはすでに土地を離れている。鳩摩羅什の背中は霞んでいても、自分の足跡は見える。

『天の夜曲 流転の海第四部

表紙

発行
2002年6月 新潮社 457頁 2100円 購入
発行
2005年4月 新潮文庫 591頁 780円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
天の夜曲
所要
6時間30分
評価
★★★★

富山に越した母息子と、大阪を拠点に中古車業を起こす父。強い意志で運をなぎ倒してきた熊吾に運命が反撃と押し寄せる。踊り子あけみのエピソードはその狼煙か。年を取り、力の衰えも見える独り言の痛々しさが魅力。

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