中原昌也の100字レビュー

プロフィール&ガイド

中原昌也(なかはらまさや)―1970年東京都生まれ。暴力温泉芸者、ヘアスタイリスティックスとして音楽活動を展開。著作では映画評論から小説へと進んだ。2001年『あらゆる場所に花束が……』で第14回三島由紀夫賞、2006年『名もなき孤児たちの墓』で第28回野間文芸新人賞受賞。

音楽性と同様、ノイズだけで物を語ろうとするような作品群。三島賞となった『あらゆる場所に花束が……』でも選考委員猛反対ってエピソードも分かろうってものです。おそらくコレは文学ではないけど、文学に可能性があるとしたらここだ、と言い切る自身は僕にもありません。初めて手に取るなら文庫になった『マリ&フィフィの虐殺ソングブック 』をどうぞ。この文庫の著者近影。こんな確信的な顔してる作家近影って初めて見ました。

中原昌也書評ページ

最新書評:2008年1月26日

最近読んだ中原昌也の本

『青山真治と阿部和重と中原昌也のシネコン!』

表紙

発行
2004年6月 リトルモア 255頁 1575円 購入
共著
共著:青山真治阿部和重
NDC
778(演劇・映画>映画)
目次
ジョン・カーペンター『ゴースト・オブ・マーズ』 / モンテ・ヘルマン『コックファイター』 / デヴィッド・クローネンバーグ『スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする』 (ほか)
所要
1時間50分
評価
★★★

映画を巡る鼎談集。中原のB級趣味全開な暴走と、阿部の愛のあるボケ突っ込みと、青山の映画人としての強い主張。後半は総当たり対談になるんだけど、こちらのほうは文学的な議論もあったりして興味深いものはある。

『名もなき孤児たちの墓』

表紙

発行
2006年2月 新潮社 256頁 1575円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
私の『パソコンタイムズ』顛末記 / 彼女たちの事情など知ったことか / 女たちのやさしさについて考えた (ほか)
所要
3時間40分
評価
★★★

自分には文章を書く才能がないという誠実な態度でいつもどおり暴走。芥川賞候補作「点滅……」も入っているのだが、これで賞が取れるはずがない。「小説のようにも見える」初めての中原作品には違いないのだけれど。

中原昌也を読んだことがないなら・・・

初めて手に取るならこれ!

表紙

『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』

マイベスト作ならこれ!

表紙

『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』

客観的代表作はこれ!

表紙

『あらゆる場所に花束が……』

まずはここからどうぞ。

中原昌也 +α情報

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