『西の魔女が死んだ』

- 発行
- 1994年4月 楡出版 205頁 絶版 購入
- 発行
- 1996年3月 小学館 205頁 1229円 購入
- 発行
- 2001年7月 新潮文庫(1編を追加) 226頁 420円 購入
- NDC
- 913(日本文学>小説 物語)
- 目次
- 西の魔女が死んだ
- 所要
- 1時間30分
- 評価
- ★★★
おばあちゃんとの交流を通じて、生きてゆくための知恵を身につけてゆく少女まいの物語。魔法を使っても破れ目の出来ない丸い世界は物足りないのだけれど、「この世は生きにくい」と思ってる人には優しく響くかもね。
『裏庭』

- 発行
- 1996年11月 理論社 323頁 1575円 購入
- 発行
- 2000年12月 新潮文庫 412頁 620円 購入
- NDC
- 913(日本文学>小説 物語)
- 目次
- 裏庭
- 所要
- 3時間50分
- 評価
- ★★
鏡の国のファンタジー。少女が案内役とともに、中心にある災禍に向かって冒険する。シンボルが明確で、トラディショナルな部分をしっかり押さえようという意図は伝わるのだが、拡散する異界を収拾しきれずという感。
『春になったら苺を摘みに』

- 発行
- 2002年2月 新潮社 192頁 1365円 購入
- 発行
- 2006年2月 新潮文庫 254頁 420円 購入
- NDC
- 914(日本文学>評論 エッセイ 随筆)
- 目次
- ジョーのこと / 王様になったアダ / ボヴァリー夫人は誰? (ほか)
- 所要
- 2時間30分
- 評価
- ★★★
最後までこれをエッセイと知らず小説として読んでた。英国留学での下宿暮らし、人々の交流から生まれる心温まるエピソード。人間への視線の優しさゆえに戦争や人種差別などディープな問題への言及にも背筋が伸びる。
『家守綺譚』

- 発行
- 2004年1月 新潮社 155頁 1470円 購入
- 発行
- 2006年9月 新潮文庫 205頁 380円 購入
- NDC
- 913(日本文学>小説 物語)
- 目次
- サルスベリ / 都わすれ / ヒツジグサ (ほか)
- 所要
- 1時間30分
- 評価
- ★★★★★
化かし狸も懸想する百日紅も河童も、薄墨の筆先から花々がぽんぽん飛び出るようなカラフルな水墨画。異界を語る言葉と雰囲気の作りこみが素晴らしく、不可思議でありながらすっと落ちる物語に安心してのめり込める。
『村田エフェンディ滞土録』

- 発行
- 2004年4月 角川書店 220頁 1470円 購入
- 発行
- 2007年5月 角川文庫 238頁 500円 購入
- NDC
- 913(日本文学>小説 物語)
- 目次
- 鸚鵡 / 驢馬 / ヨークシャ・プディング (ほか)
- 所要
- 2時間50分
- 評価
- ★★★★
トルコに留学して考古学を究める村田。発掘現場で羅馬硝子を掘り当てて学問的興奮を誘うシーンから、『家守綺譚』に繋がる騒々しき神々のエピソード、国家が香る&時代が動くって大河まで、色彩鮮やかで惚れるねぇ。