『日本の川を旅する カヌー単独行』

- 発行
- 1982年4月 JTBパブリッシング 290頁 絶版 購入
- 発行
- 1985年7月 新潮文庫 365頁 540円 購入
- 発行
- 1989年7月 講談社 349頁 絶版 購入
- NDC
- 291(地理・地誌・紀行>日本)
- 目次
- 釧路川 いざ原野の光の中へ / 尻別川 幻の魚イトウを釣った / 北上川 雨ニモ負ケル、風ニモ負ケル (ほか)
- 評価
- ★★★★★
日本縦断カヌー川下りの紀行文。飛沫上がるような涼しげなルポがあり、汚れ行く川への静かな哀悼がある。その土地の風俗や民度がよく分かる。この身軽な生き方を真似ようと思っても、現在の川はさらに死に体なのか?
『北極海へ あめんぼ号マッケンジーを下る』

- 発行
- 1987年4月 文藝春秋 254頁 絶版 購入
- 発行
- 1990年2月 文藝春秋(新装版) 275頁 絶版 購入
- 発行
- 1995年11月 文春文庫 299頁 絶版 購入
- NDC
- 295(地理・地誌・紀行>北アメリカ)
- 目次
- I章 荒野の風になる / II章 風とウイスキー / III章 時速10キロ、気分は水流 (ほか)
- 評価
- ★★★
カナダの原野を北極海へ向かう、マッケンジー川を下る三カ月のカヤック単独行。大自然とヒリヒリするような孤独、とは言うものの点在する村での交感が温かくて、それも含めて「日本が失った世界」。あぁ旅に出たい。
『ゆらゆらとユーコン』

- 発行
- 1989年10月 本の雑誌社 277頁 絶版 購入
- 発行
- 1994年12月 新潮文庫 288頁 絶版 購入
- NDC
- 914(日本文学>評論 エッセイ 随筆)
- 目次
- 湖に浮かぶ島 / ナバホの話 / 白夜のユーコン (ほか)
- 評価
- ★★★★
ナバホ居留地での暮らしと、ユーコンをカヌーで下る日々を中心にしたエッセイ。自然を愛する男の静かな流浪。川下りよりもまず、こんなにアメリカで「生活」していたのだとは驚きだ。やっぱり旅に出たくなる本だね。
『川からの眺め』

- 発行
- 1992年4月 ブロンズ新社 213頁 絶版 購入
- 発行
- 1995年10月 新潮文庫 188頁 絶版 購入
- NDC
- 914(日本文学>評論 エッセイ 随筆)
- 目次
- 旅で思う / 川遊びへの招待 / ユーコンにて (ほか)
- 評価
- ★★★
川が好きだから「川のことはもう語りたくない」と思うほどに無残な姿をさらす日本の土建行政。人の手が入っていないから良川だった四万十にもキャンプ場を造ってしまう。その種の怒りを隠すことなく表明する熊本男。
『カヌー犬・ガク』

- 発行
- 1998年1月 小学館文庫 218頁 460円 購入
- NDC
- 645(畜産業・獣医学>家畜 畜産動物各論)
- 目次
- 第1章 ガクとの出会い / 第2章 初めてのアラスカ / 第3章 アラスカ再び、そして日本の川 (ほか)
- 評価
- ★★★
ユーコンを下る刺激ある暮しを全うしたガクの生涯。主人と犬という関係を越え、その感情の揺らぎを見守る著者の視線が温かい。カヌー上で静かに語らう二人に嫉妬しそうだ。著作からガクに関する文章を拾った編集本。