『今夜、すべてのバーで』

- 発行
- 1991年3月 講談社 269頁 絶版 購入
- 発行
- 1994年3月 講談社文庫 312頁 560円 購入
- NDC
- 913(日本文学>小説 物語)
- 目次
- 今夜、すべてのバーで
- 評価
- ★★★★
酒で肝臓をやって入院するアル中の男が、冴え冴えした病室で見つける生き方。実体験が元になってるとはいえ「口は悪いが誰より熱い医者」など舞台装置は周到にすぎる。それでも「依存」の在処を探る手つきは確かだ。
『ガダラの豚』

- 発行
- 1993年3月 実業之日本社 598頁 絶版 購入
- 発行
- 1996年5月 集英社文庫(I) 292頁 510円 購入
- 発行
- 1996年5月 集英社文庫(II) 351頁 590円 購入
- 発行
- 1996年5月 集英社文庫(III) 297頁 530円 購入
- NDC
- 913(日本文学>小説 物語)
- 目次
- ガダラの豚
- 評価
- ★★★
呪術の秘密を求めてアフリカへ。オカルトとトリックの狭間で、虚実半ばする危うさに面白みがあると思うのだが、後半変にスペクタクルアクションへと展開してしまうのが残念。純粋に呪術に迫ったほうが絶対いいって。
『永遠も半ばを過ぎて』

- 発行
- 1994年9月 文藝春秋 312頁 絶版 購入
- 発行
- 1997年9月 文春文庫 268頁 490円 購入
- NDC
- 913(日本文学>小説 物語)
- 目次
- 永遠も半ばを過ぎて
- 評価
- ★★★★
転がり込んできた詐欺師、自分の知らない言葉を記す写植屋。詐欺の手口について絵解いたかと思えば恋愛小説風になったり何を訴えたいのか分からない作品なんだが、薬の影響で言葉が濁流となって流れるシーンは圧巻。
『水に似た感情』

- 発行
- 1996年9月 集英社 271頁 1529円 購入
- 発行
- 2000年5月 集英社文庫 297頁 520円 購入
- NDC
- 913(日本文学>小説 物語)
- 目次
- 水に似た感情
- 評価
- ★★★
バリ島紀行的な部分とTV業界の事情、併せて楽しめる。特に「地獄のミーティング」の気迫あるシーンが絶品ものだ。前半と後半のテンションが違うということ以上に前後を無関係にしすぎている部分があるのが残念かな。
『バンド・オブ・ザ・ナイト』

- 発行
- 2000年5月 講談社 372頁 絶版 購入
- 発行
- 2004年2月 講談社文庫 366頁 620円 購入
- NDC
- 913(日本文学>小説 物語)
- 目次
- 神々の口臭 / ライス・シャワーを浴びて / 安息香と蟻酸 (ほか)
- 所要
- 6時間10分
- 評価
- ★★★★
ロックバンドの話もあるのだが、ここでは「周波数」のバンドか? 脳内周波数狂いすぎです。クスリでトンでる描写が延々続き、ジャンキーの視覚を体験できるが、イメージ横溢しすぎ文字だけ追ってることもたびたび。
『とらちゃん的日常』

- 発行
- 2001年10月 文藝春秋 189頁 1500円 購入
- 発行
- 2004年7月 文春文庫 239頁 620円 購入
- NDC
- 914(日本文学>評論 エッセイ 随筆)
- 目次
- ネコが飼いたい! / とらちゃんの受難 / 幻覚キノコを召しあがれ (ほか)
- 所要
- 1時間20分
- 評価
- ★★★
装幀どおりに猫が走り回るエッセイには違いないのだが、バンドに劇団に幻覚キノコで泥のような生活だったり。逆に言えば写真豊富で和めるのが清涼剤にはなる。甘えたがり遊びたがりが絵から伝わって頬も緩みますね。