青来有一の100字レビュー(すべて)

青来有一書評ページ

『聖水』

表紙

発行
2001年2月 文藝春秋 315頁 1400円 購入
発行
2004年6月 文春文庫 373頁 660円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
ジェロニモの十字架 / 泥海の兄弟 / 信長の守護神 (ほか)
評価
★★★

長崎を舞台にした短編集。隠れキリシタンの土地としての歴史に多重的信仰が浮かぶ。「何を信じて生きるのか」というオーソドックスな題材を描き安定感がある。そういう意味では異色の「信長の守護神」が効いてたり。

『月夜見の島』

表紙

発行
2002年10月 文藝春秋 219頁 1500円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
月夜見の島
所要
3時間10分
評価
★★★

亡くした痛みを抱える人々を集め、死者に会える浜で行われるセラピー。主人公の疑念が物語を後押しし、期待通りの展開をみせるのだが、「土着の信仰」を描くのだとしたら枚数不足の感も。砂浜で声を拾いたくはなる。

『眼球の毛』

表紙

発行
2003年12月 講談社 313頁 絶版 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
眼球の毛
所要
3時間20分
評価
★★

素粒子論の先端から取り残され、研究所の愛人の体に溺れ、目の奇病に悩まされ。理論は進んだけれどタブーや禁忌は何も変わらない近未来を舞台に、遺伝子操作に焦点が当たる。「グレートセオリー」は飛ばしすぎだな。

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