島田雅彦の100字レビュー

プロフィール&ガイド

島田雅彦(しまだまさひこ)―1961年東京都生まれ。東京外国語大学ロシア語学科卒業。在籍中の83年『優しいサヨクのための嬉遊曲』で作家デビュー。芥川賞最多落選記録というのも微笑ましい(?)出来事。1984年『夢遊王国のための音楽』で第6回野間文芸新人賞、1992年『彼岸先生』で第20回泉鏡花文学賞、2006年『退廃姉妹』で第17 回伊藤整文学賞受賞。

必要以上に教養的であろうとする態度と、人を舐めた文体が矛盾なく同居する希有な作家である。宿命的永遠に青二才であるべき人。その毒を飲み込めるかどうかで彼の著作を楽しめるかどうかが分かれると思うんだけれど、まずは代表作ともリトマス試験紙ともいえる『彼岸先生』をおすすめしたい。『彗星の住人』『美しい魂』『エトロフの恋』 の三部作は、今後彼の代表作となるはずの大作です。

島田雅彦書評ページ

最新書評:2008年8月16日

最近読んだ島田雅彦の本

『郊外の食卓』

表紙

発行
1998年9月 筑摩書房 172頁 品切 購入
NDC
596(家政学・生活科学>食品 料理)
目次
第1章 食への目覚め / 第2章 旅の食卓 / 第3章 屋外の食卓 (ほか)
所要
1時間20分
評価
★★★

食のエッセイ、レシピつき。世界料理を食べ歩いての「旅の食卓」はやや蘊蓄に振りすぎてるあたり、キリンを食べても島田雅彦風味。自宅で干した干物を庭の七輪で焼いて食べる、そういうのはスノビズムでもイイなぁ。

『無敵の一般教養』

表紙

発行
2003年11月 メタローグ 249頁 絶版 購入
NDC
914(日本文学>評論 エッセイ 随筆)
目次
惑星物理学―すべては衝突から始まる / 考古学―地域から日本がみえる / 数学―数学を語るものは証明を語る (ほか)
所要
4時間
評価
★★★

大学でもっと講義聞いておくべきだったなと思わされる、いろんな分野の教授陣とのパンキョー対談。関心ない層にも興味深い事象に話題を絞っているのでとっつきやすい。逆に言えば浅いが、このへぇって感覚だけでも。

島田雅彦を読んだことがないなら・・・

初めて手に取るならこれ!

表紙

『彼岸先生』

マイベスト作ならこれ!

表紙

『僕は模造人間』

客観的代表作はこれ!

表紙

『彼岸先生』

まずはここからどうぞ。

島田雅彦 +α情報

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