重松清の100字レビュー

プロフィール&ガイド

重松清(しげまつきよし)―1963年岡山県久米町生まれ。早稲田大学教育学部卒業。出版社からフリーライターへ。田村章、岡田幸四郎などのペンネームあり。1991年『ビフォア・ラン』でデビュー。1999年『ナイフ』で第14回坪田譲治文学賞、1999年『エイジ』で第12回山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で第124回直木賞受賞。

作品のほとんどが「家族」をモチーフにしていて、温かな気持ちになれるものもあれば、だからこそ「ひとり」を実感する作品もある。初めて読むなら短編集『ナイフ』が彼の作風が過不足なく伝わっていいんじゃないかと思う。『疾走』は体力のあるときに。

重松清書評ページ

最新書評:2008年3月15日

最近読んだ重松清の本

『きよしこ』

表紙

発行
2002年11月 新潮社 253頁 1365円 購入
発行
2005年6月 新潮文庫 291頁 460円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
きよしこ / 乗り換え案内 / どんぐりのココロ (ほか)
所要
2時間30分
評価
★★★

吃音の少年は父の仕事によって転校を繰り返して、いつも一人だ。ゆっくりと「これが自分である」に至る道のりを描く成長物語。作文の才という得物を与えちゃってる(自伝的?)のは救い方としてはズルイとも言うけど。

『疾走』

表紙

発行
2003年8月 角川書店 492頁 1890円 購入
発行
2005年5月 角川文庫(上) 400頁 660円 購入
発行
2005年5月 角川文庫(下) 364頁 620円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
疾走
所要
6時間
評価
★★★★★

暴力、犯罪、家族離散、ストーリーを語ると社会面ネタの盛合せみたいだが、少年の荷として重過ぎる運命に生を祈りたくなる。「一人一人」が駆け抜ける地獄を見てるだけの無力さで救われない。圧倒的読後感に吼えて。

重松清を読んだことがないなら・・・

初めて手に取るならこれ!

表紙

『ナイフ』

マイベスト作ならこれ!

表紙

『疾走』

客観的代表作はこれ!

表紙

『ビタミンF』

まずはここからどうぞ。

重松清 +α情報

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