『地上の虹』

- 発行
- 1990年11月 CBSソニー出版 230頁 絶版 購入
- NDC
- 913(日本文学>小説 物語)
- 目次
- 地上の虹 / ベースボール・キッズ・ロック / 忘れな草 (ほか)
- 評価
- ★★★
短編集。音楽雑誌に連載されたロックンロール小説という謳い文句。ヒリヒリした傷口を持った者達の交差する街角、という部分にそれを感じないことはないが、全体的に落ちついた物語。落ちつきすぎかもしれないけど。
『クォーター』

- 発行
- 1991年5月 角川書店 222頁 絶版 購入
- 発行
- 1993年4月 角川文庫 283頁 絶版 購入
- NDC
- 913(日本文学>小説 物語)
- 目次
- クォーター
- 評価
- ★★★★
尾崎豊の音楽プロデューサーだった著者が彼のイメージを重ねて叩きつけた長編。東京でニューヨークで生き急ぐ優等生。ひどく渇いていて落ち着かない。疾走感と停滞感が交互にやってくる流れは、技巧を越えて力強い。
『真夏の魔術』

- 発行
- 1991年10月 ソニー・マガジンズ 203頁 絶版 購入
- NDC
- 913(日本文学>小説 物語)
- 目次
- ゴールド / 真夏の魔術 / 瓶の中の時間 (ほか)
- 評価
- ★★
青春短編集。キラキラと輝く少年達の夏。馬鹿だったり、いらいらしたり、恋したり、泣いたり。キャンプ場での恋なんてまさにそれなのだが、失った時間を懐古するような視点から書かれているので一抹の淋しさはある。
『時間がなければ自由もない 尾崎豊覚書』

- 発行
- 1994年4月 ソニー・マガジンズ 335頁 絶版 購入
- 発行
- 1998年1月 小学館文庫(『尾崎豊覚え書き』と改題) 281頁 500円 購入
- NDC
- 767(音楽・舞踊>声楽)
- 目次
- 三十二歳の地図 / 失くした1/2 / 路上に掲げた旗を見よ (ほか)
- 評価
- ★★★
尾崎豊の死後ボウフラのように湧いた類書とは一線を画し、「本物」の重みを纏いつつインターバルをとって発表された追悼エッセイ集。ともに闘った戦友を見送るもう一人の兵士の回顧録。生き残ってしまった者の悲哀。
『アイスクリーム・エンペラー』

- 発行
- 1994年11月 幻冬舎 189頁 品切 購入
- NDC
- 913(日本文学>小説 物語)
- 目次
- アイスクリーム・エンペラー
- 評価
- ★★★
「あいつが死んでから何もかもが変だ」。雨の日に出会った少女のためにいろいろなものが壊れはじめる売れっ子音楽プロデューサーの話。著者の経歴を知っていればあいつは尾崎に思えルビーは橘いずみに見える不思議。
『キャットフード』

- 発行
- 2000年6月 リトル・モア 205頁 1785円 購入
- NDC
- 913(日本文学>小説 物語)
- 目次
- SHO SONODA YOKOSUKA / YU TANABE ROPPONGI / SHO SONODA HIROO (ほか)
- 評価
- ★★★
帰国子女なアイドルと、スターへと仕立てられて行く少年、それから敏腕音楽プロデューサー。それぞれが自分の役割から降りたがっていて、同時に小説の主人公となるのも拒んでるみたい。逃げ出すことがここでは大事?