トップ > 現代文学100字レビュー > 日本作家(た行) > 戸梶圭太
ホラーテーマパークによる町おこし計画と、カルトの建設妨害。騒動を綿密に描きこんで終わらない長編。柏原郁恵親衛隊だとか伏線にもならない細部を楽しみすぎで大事なとこで駆け足になってるが、人物造形は上手い。
刑事と幹部社員とヤクザと過激派が入り乱れての捕物アクション。ストーリーや描写も崩壊しながらもパワーで圧殺。この不毛さ。登場人物たちさえも置き去りにすっ飛ばす終盤のスピードは、ちょっと理不尽すぎないか?
世界を破滅に至らしめる環境汚染とそれに立ち向かう科学者達のストーリーで、こう見ると硬い話になってもおかしくないのにハチャメチャでドラッギー。戦闘シーンもただ書きたいから入れましたという感。でも楽しい。