辻仁成の100字レビュー(2007〜)

『ピアニシモ・ピアニシモ』

表紙

発行
2007年4月 文藝春秋 402頁 1650円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
ピアニシモ・ピアニシモ
所要
4時間40分
評価
★★★

灰色と闘う透と彼にしか見えないヒカル、デビュー作のぬるい焼き直しかと思ったら愛と死の階段を降りてゆく中盤以降は新しい世界を見せつける。キスの喜びだけが胸にずっと残るんだけど、これが書きたかったことか?

『人は思い出にのみ嫉妬する』

表紙

発行
2007年7月 光文社 169頁 1365円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
第一部 HAKATA / 第二部 SHANGHAI / 第三部 HAKATA
所要
1時間50分
評価
★★★

恋人が亡くした過去の恋人との思い出に影響されてて、栞はその思い出に嫉妬しながら新たな思い出を作ろうと…と書いてみたら意外に平凡なストーリー? いろんな障害を乗り越えて確認されるべき愛ってなんだろうね。

『孤独にさようなら』

表紙

発行
2007年10月 マガジンハウス 299頁 1470 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
孤独にさようなら
所要
2時間10分
評価
★★

両親をなくした少年が、北海道の深い森のなかで心を癒し成長する物語。なのに株の話になるとは想像もしない。というか投機にのめりこんでゆく少年が心温まるねなんて物語的に成立してない。この自信はどこからなの?