筒井康隆の100字レビュー

プロフィール&ガイド

筒井康隆(つついやすたか)―1934年大阪府大阪市生まれ。同志社大学文学部卒業。1960年「お助け」(『にぎやかな未来』に収録)でデビュー。1981年『虚人たち』で第9回泉鏡花文学賞、1987年『夢の木坂分岐点』で第23回谷崎潤一郎賞、1989年「ヨッパ谷への降下」(『薬菜飯店』に収録)で第16回川端康成文学賞、1992年『朝のガスパール』 で第13回日本SF大賞、1999年『わたしのグランパ』で第51回読売文学賞/小説賞受賞。

ブラックな味わいと、メタフィクションへの意志を武器に、文学の荒野に新たな領土を広げる。これまで読んだなかでは「ハズレだな」ってのは特にないので、どれから読んでも構わないんじゃないかと思うが、初めて読むという人には手に入りやすいと思われる文庫『家族八景』をおすすめしておきます。断筆から復帰し、まだまだこれからの期待 がかかります。

筒井康隆書評ページ

最新書評:2007年7月8日

最近読んだ筒井康隆の本

『パプリカ』

表紙

発行
1993年9月 中央公論新社 394頁 絶版 購入
発行
1997年4月 中公文庫 483頁 780円 購入
発行
2002年10月 新潮文庫 483頁 700円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
パプリカ
所要
4時間30分
評価
★★★★

美人サイコセラピストが夢の中にジャックインして精神治療するサイバー系エンタメ。現実との境界が徐々に揺らいでゆくという予想できる展開ながら、怪物暴れまくりの終盤のスペクタクルは痺れるような想像力の渦だ。

『美藝公』

表紙

発行
1981年2月 文藝春秋 88頁 絶版 購入
発行
1985年5月 文春文庫 197頁 品切 購入
発行
1995年11月 ミリオン出版/大洋図書 154頁 絶版 購入
共著
共著:横尾忠則
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
美藝公
所要
2時間
評価
★★★★

終盤の現代文化批判のためだけに前半の映画立国ユートピアは用意されてる。「最低共通文化」も筒井風の洒落でありながら本気の哀号だしね。81年発行の予言書。架空の映画ポスターを描くのは横尾がまさに適任だろう。

筒井康隆を読んだことがないなら・・・

初めて手に取るならこれ!

表紙

『家族八景』

マイベスト作ならこれ!

表紙

『夢の木坂分岐点』

客観的代表作はこれ!

表紙

『家族八景』

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