吉田修一の100字レビュー

プロフィール&ガイド

吉田修一(よしだしゅういち)―1968年長崎県長崎市生まれ。法政大学経営学部卒業。1999年『最後の息子』で第84回文學界新人賞、2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞、同年『パーク・ライフ』で第127回芥川賞、2007年『悪人』で第61回毎日出版文化賞および第34回大佛次郎賞受賞。

あまり劇的なんじゃなくって、静謐な人間関係を描く作品群。人を描くというよりも、その関係を描くことに、あるいはその距離感を描くことに執心しているように見えます。初めて読むならそんな部分がよく見える『熱帯魚』でしょう、僕も初めて読んだのはこれでした。これでもっと物語を揺さぶると阿部和重になっていく気がします。揺さぶらないあた りが吉田修一。

吉田修一書評ページ

最新書評:2010年1月23日

最近読んだ吉田修一の本

『悪人』

表紙

発行
2007年4月 朝日新聞社 420頁 1890円 購入
発行
2009年11月 朝日文庫(上巻) 272頁 567円 購入
発行
2009年11月 朝日文庫(下巻) 280頁 567円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
第一章 彼女は誰に会いたかったか? / 第二章 彼は誰に会いたかったか? / 第三章 彼女は誰に出会ったか? (ほか)
所要
4時間10分
評価
★★★

出会い系サイトで出会った男女の殺人事件。社会的注目の中で、当事者達の折り重なる心情が描かれる。ソツもなく。悪とは何か?を考える作品とすると答えに辿りつけず終わる印象。でも「被害者の父」の想いには泣く。

『うりずん』

表紙

発行
2007年2月 光文社 275頁 2100円 購入
共著
写真:佐内正史
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
部活 / 解雇 / 声援 (ほか)
所要
0時間50分
評価
★★★

スポーツ特写と写真に想起された掌編小説集。写真に見える若い力が、若さゆえの無知と無謀が、過ぎ去った過去へとすり替わる瞬間を閉じ込めたスケッチ。汗もすぐ乾くようなさっぱりさは一方ではやや物足りない感も。

吉田修一を読んだことがないなら・・・

初めて手に取るならこれ!

表紙

『熱帯魚』

マイベスト作ならこれ!

表紙

『熱帯魚』

客観的代表作はこれ!

表紙

『パーク・ライフ』

まずはここからどうぞ。

吉田修一 +α情報

Loading...
Loading...
Loading...
Loading...
Loading...