吉田修一の100字レビュー

プロフィール&ガイド

吉田修一(よしだしゅういち)―1968年長崎県長崎市生まれ。法政大学経営学部卒業。1999年『最後の息子』で第84回文學界新人賞、2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞、同年『パーク・ライフ』で第127回芥川賞、2007年『悪人』で第61回毎日出版文化賞および第34回大佛次郎賞受賞。

あまり劇的なんじゃなくって、静謐な人間関係を描く作品群。人を描くというよりも、その関係を描くことに、あるいはその距離感を描くことに執心しているように見えます。初めて読むならそんな部分がよく見える『熱帯魚』でしょう、僕も初めて読んだのはこれでした。これでもっと物語を揺さぶると阿部和重になっていく気がします。揺さぶらないあた りが吉田修一。

吉田修一書評ページ

最新書評:2008年4月19日

最近読んだ吉田修一の本

『初恋温泉』

表紙

発行
2006年6月 集英社 204頁 1365円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
初恋温泉 / 白雪温泉 / ためらいの湯 (ほか)
所要
1時間30分
評価
★★★★

温泉を舞台にそれぞれの想いを湯で温める5組の男女の短編集。二人の問題はほとんど解消されずに残るんだけど。5つの作品ごとに違った宿が実名で出てくるので思い立ったら自分も行けるという、旅行書的楽しみもある。

『女たちは二度遊ぶ』

表紙

発行
2006年3月 角川書店 224頁 1470円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
どしゃぶりの女 / 公衆電話の女 / 自己破産の女 (ほか)
所要
1時間20分
評価
★★

男と女のショートストーリー集。11人の個性的な女性を描きながら語る男ばかりが前景に出てくるような造り。さらりとしてて印象に残らないのが現代的ですか。あるいは「昔の恋人を覚えていない男」を描く趣旨ですか?

吉田修一を読んだことがないなら・・・

初めて手に取るならこれ!

表紙

『熱帯魚』

マイベスト作ならこれ!

表紙

『熱帯魚』

客観的代表作はこれ!

表紙

『パーク・ライフ』

まずはここからどうぞ。

吉田修一 +α情報

Loading...
Loading...
Loading...
Loading...
Loading...