柳美里の100字レビュー

プロフィール&ガイド

柳美里(ゆうみり)―1968年神奈川県生まれ。劇団「東京キッドブラザーズ」を経て、1988年劇団「青春五月党」を旗揚げ。劇作家、演出家として活躍し、その後作家へ。1993年『魚の祭』で第37回岸田國士戯曲賞、1996年『フルハウス』で第24回泉鏡花文学賞および第18回野間文芸新人賞、1997年『家族シネマ』で第116回芥川賞、1999年『ゴ ールドラッシュ』で第3回木山捷平文学賞受賞。

なんでスキャンダルを呼びたがるのかよく分からないのだが、偏見なく『ゴールドラッシュ』から行ってみてください。もちろんスキャンダル好きの人は『命』からでもいいです。家族の問題を考え続けている作家。決して居心地のいい場所ではなくってね。

柳美里書評ページ

最新書評:2005年9月25日

最近読んだ柳美里の本

『女学生の友』

表紙

発行
1999年9月 文藝春秋 243頁 絶版 購入
発行
2002年9月 文春文庫 267頁 470円 購入
NDC
913(日本文学>小説 物語)
目次
女学生の友 / 少年倶楽部
所要
3時間30分
評価
★★★

援助交際は未来を前借りして食い潰すことなんだけど分かってるのかと説教する著者らしい作品。未来の残っていない老人と絡ませることで問題をよりクリアに見せつつ、どこかにまだ希望があるようでないような現代を。

『声』

表紙

発行
2002年5月 小学館 309頁 1300円 購入
発行
2004年2月 新潮文庫 365頁 580円 購入
NDC
916(日本文学>記録 手記 ルポルタージュ)
目次
所要
4時間20分
評価
★★★

『命』四部作最終章。葬儀が執り行われる間も、東氏の声を何度も呼び起こす。周囲の暖かな支えに「これで気づかなかったらアホだぜ」ってとこなんだが、気づくのは己が愛の日々。終盤の声しかなくなる場面は圧巻だ。

柳美里を読んだことがないなら・・・

初めて手に取るならこれ!

表紙

『ゴールドラッシュ』

マイベスト作ならこれ!

表紙

『ゴールドラッシュ』

客観的代表作はこれ!

表紙

『家族シネマ』

まずはここからどうぞ。

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